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ビジョンと行動指針
★ご質問の内容・・・ビジョンと行動指針★

【メルマガ読者のモロさんからのメール】
  
  IT系サービス企業で部長職をしています。

  当社の場合、各部門ごとにかなり独立性の高い事業を運営しているの
  ですが、4月から新年度に入り、会社から各部門長に対して、

   「自部門のビジョンと行動指針を設定して部門内で共有するように」

  との課題が出されました。

  「ビジョン」や「行動指針」という言葉は、ビジネス関連の雑誌や書籍で
  頻繁に目にしていますし、どんなものかは漠然と理解しているつもりでした。

  でも、いざ自分がそれを設定する立場になってみると、
  何からどう考えていけばよいのかわからず、頭が真っ白になっています。               

  ビジョンや行動指針などの考え方のヒントを教えていただけますか。

                   *  *  *  *  *


モロさん、こんにちは。

組織のビジョンや行動指針を設定する際の考え方、ということですね。


モロさんのおっしゃるとおり、ビジョンや行動指針の重要性については様々な
ところで語られていますから、それがどのようなものか、ということや、
それがどれだけ重要なものか、ということは、多くの人が認識されていること
と思います。


実際に最近では、

 「うちの会社はビジョンが無い!」

とか、

 「ビジョンや行動指針が明確になっていない会社は勝てない!」

などということを、一般社員どころか新入社員までが口にする時代になって
きているのではないでしょうか。。。


でも、そもそもビジョンや行動指針を設定するという行為はとても
難しいもので、時間も頭も五感も使い尽くすさなければ出来上がらない
ものだと、私自身は考えています。

ですから、モロさんの戸惑いはもっともだな、と思います。


今回のテーマはそれだけ奥深いものだと思いますが、ここでは、
中でも基本的な考え方について私なりにまとめてみたものを、
ご紹介してみたいと思います。




★ビジョンの3大要件★

ますはビジョンの設定についてです。

ビジョンの基本的な3大要件を、私は以下のように定義しています。

 1)具体的なイメージを広げていけること
 2)自分たち自身がワクワクするものであること
 3)様々な立場からイメージが持てること


少し具体的な例をお話ししてみたいと思います。

「デジタル・ドリームキッズ」という言葉をご存知ですか?

ソニーの出井社長(当時)が、インターネットの普及を前に、1996年頃に掲げた、
ソニーの将来の方向性を示す有名なキーワードです。

※詳しくはソニーのHPをご覧ください http://tinyurl.com/5gca8d


この言葉を聴いたとき、どのようなイメージを持つでしょうか?

・「ドリームキッズ」だから、皆がデジタル機器を手に、音楽や映像を
 楽しんでいそうだな

・部屋の中に一人閉じこもって機器をいじっているというよりは、
 オープンな場所で、友人やたくさんの人たちと言葉を交わしながら、
 楽しい空間を作り上げていくイメージだな

・なんだか、その場にいるだけでウキウキするような空間が広がって
 いそうだな

・・・そんなイメージが膨らむのではないでしょうか。


そして、それを考えている自分たちも、なんだかワクワクしてきますよね。

そういう、自分たちが作りたい「世界観」を端的に表していく・・・
それがビジョンを設定するということだと思います。



そして更に、それが、様々な立場の人にとってどのような意味を持つのか、
までイメージを膨らませられることが重要です。


たとえば、上記のような「デジタル・ドリームキッズ」の世界観を実現
するためには、

・顧客に提供する製品はどのようなものであるべきなのか
・そのためには、自分たちはどのような姿勢で仕事に臨めばよいのか
・社内にはどのようなチームワークが形成されなければならないか
・取引先とはどのような関係を築く必要があるのか
・会社全体としては、世間にどのようなイメージで認知されたいか
 ・・・

と、いろんな立場から意味合いを考えてみると、より向かう方向が明確
に見えてきますよね。


このように、自分たちが実現したい世界をできるだけ具体的に、かつ
いろんな視点からイメージを掘り下げていった上で、それを端的に表す
キーワードは何なのかを考えていく・・・

それが、ビジョンを設定するプロセスだと思っています。



上記の例は、ソニーという一つの大企業の例ですが、モロさんのように、
ひとつの部門のビジョンを考える際にも、注意すべき点というのは
同じだと思います。


ですから、まずは上記3大要件を意識しながら、自分たちが実現したい
世界というのを、できるだけ具体的に考えてみる、という作業をして
みてはいかがでしょうか。



★ビジョンと行動指針(アクション)の違い★

次は行動指針についてです。ここでは行動指針を、

「ビジョンを実現するために、メンバー一人ひとりがどのような行動を
 とるべきか、という行動のガイドラインを示すもの」

と捉えることとしますね。


上記のビジョンを考えるプロセスにおいて、

「自分たちはどのような姿勢で仕事に臨めばよいのか」

という点もある程度は視野に入っていると思いますので、それを言葉に
落としたものが「行動指針」になると思うのですが、ここでは私がいつも
意識しているポイントをご紹介します。


それは、

「ビジョンはできるだけ格好良く。行間にたくさんの意味やメッセージ、
 イメージを含ませて。

 一方、行動指針(アクション)は、できるだけ直接的に。
 解釈の余地を与えないくらいに素直な言葉で。」


ということです。
 

行動指針というのは、「メンバー一人ひとりの行動のガイドライン」
なので、パッと見て、自分たちがどのような行動をとればよいのかが
すぐに分かる必要があります。

だから、たとえば「デジタル・ドリームキッズ」だからと言って、

・デジタルに生きよう
・ドリームを大切にしよう
・キッズになろう

などという指針を設定しても、社員はどのように行動すればよいのか
わかりません。


「仕事で“楽しさ”を追求しよう」とか、「“遊び心”を持とう」とか、
あるいは「顧客の声を聞こう」というように、一人ひとりに
「どうあって欲しいのか」を、より素直に示せる言葉に落とし込むこと
が重要だと思います。


                * * * * *


以上、ビジョンと行動指針の考え方について、簡単ですがご紹介して
みました。

少しでも参考にしていただければ幸いです。


最後に、ビジョンや行動指針を設定する際、一番大事だけれども忘れがち
なのが、設定したビジョンや指針の「浸透策」です。

ビジョンや指針を設定するときと同じくらい、あるいはそれ以上に、
目指す世界観を、いかにメンバーと具体的に共有していくか、という点
には頭を使います。


いくら美しいビジョンや分かりやすい指針ができたとしても、それが
単なるスローガンに終わってしまっては意味がないからです。


そこで重要なのは、なぜそのようなビジョンを設定したのか、どういう
意図でそのような指針を設定したのか、という背景や意図も含めて、
「自分の言葉でしっかり語れる」ということです。


たとえばこれまでの自分の経験を踏まえながら、あるいは、異業種で
お手本となる企業の例を挙げたりしながら、「具体的にイメージできる」
コミュニケーションを考えてみてください。


難しい取り組みだと思いますが、頑張ってください!



今週のささやき

一番最後の部分で少しお話させていただいた、コミュニケーションの
あり方については、実は私自身も模索中です。

どうすれば具体的なイメージを共有できるできるのか、どうすれば
共感を呼ぶプレゼンテーションができるのか、は、最近の私の大きな
テーマのひとつなのです。


ということで、↓このような本なども読んで勉強中です。
少し難しい記述もあるのですが、様々な振り返りや気づきを得ています。


ビジョンや価値観、指針をどうやったらメンバーと共有できるのだろう
・・・とお悩みの方は「物語(ストーリーテリング)」の発想を頭の
片隅にでも置いておくと良いと思います!



感動を売りなさい―相手の心をつかむには「物語」がいる


                               (今週の文責:藤島)
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【2008/04/24 18:16】 | ■魅力ある会社を目指して | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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