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仕事への復帰に向けて
こんにちは。曽根岡です。

先週、「質問や相談をお寄せください」というお願いをしたところ、さっそく2通のご質問をいただきました。
ありがとうございました!!

開設以来、一方通行の発信ばかりでしたので、読者の方からのメールをいただき、しみじみとうれしくなりました。



いただいたご質問は、個人の成長関連のテーマ(Hさん)と、組織運営についてのテーマ(ひばりさん)が、それぞれ1通ずつです。
 
今回は、【個人の進化・成長に向けて】の43回目なので、先にいただいたHさんの個人の成長関連のテーマを取り上げていきます。

ひばりさんのテーマについては、来週以降の【魅力ある会社をめざして】号でお答えしていきたいと思います。



★ご質問の内容・・・仕事への復帰に向けて★

【ブログ読者 Hさんからのメール】
      
   こんにちは。  
   2才になる男の子を育てながら、仕事をつづけているHです。

   ひとつ曽根岡さんに質問というかご意見をうかがいたい件があります。  

             
   結婚・出産を機に一度退職した女性の中には、またやりがいのある仕事に復帰したい
   と考えている人が多数いると思います。

   私自身の身の回りにも、すごく優秀で仕事が出来る女性だけれど、旦那さんの転勤や
   育児等の事情により、「期間限定で育児に専念」と決めて、仕事を一時的に中断して
   いる友人が多数います。   

   そうした友人達から、よく
   「仕事をいつか再開したい人が気をつけるべきことって何だと思う?」
   と質問を受けます。 
 


   「仕事と家庭の両立」の方法については、これまでのブログ(メルマガ)で非常に参考に
   なるお話をお聞きできました。  

   よろしければ、「両立」の一歩前で、まずは

   「いったん家庭に入ったけれど、いつかは再び働きたいと考えている女性が、
    気をつけるべき点・必要な心構え」

 
   などについて、お考えをお聞かせいただければ幸いです。 



        *      *      *      *      *
      
Hさん、ご質問、ありがとうございます。

確かに長い目でキャリアを考えると、一時的に仕事を離れる期間をどのように過ごすかはとても大事ですね。


私も、出産を機に日本郵船を退職して、アメリカ生活を送ったり、育児に専念している期間がありました。 

その後、幸いにも、コンサルティング会社に職を得ることができましたが、後になって考えると、「この仕事を離れた期間をもっと有効に過ごせばよかった」と思うことがたくさんあります。

この期間を有効に過ごせなかったために、再就職後のリハビリは結構たいへんでした。

 
そんな自分の反省もこめて、復帰に向けて充電期間にある方たちが、どのような意識を持って、どのように過ごされたら良いか、気がつくことをお話してみたいと思います。



 


★「再び仕事をする」という志を持ち続ける★

Hさんのお友達のように、「期間限定で育児に専念する」と決めている方には、ことさら言うまでもないかもしれませんが・・・、


まず、必ず仕事に復帰するという志を持ち続けることが、一番大事ではないでしょうか。



私の経験からいうと、育児の世界は、仕事とは全く異なる価値観をもとに、多くのことが行われています。

効率性や合理性が求められる仕事の世界と比べれば、無駄や理不尽なこともたくさんあります。


最近、話題になっている日テレ系のテレビドラマ「斉藤さん」を観たことはありますか?

幼稚園のお母さんが題材のドラマですが、かなりリアルな設定なので、思わず、当時を思い出して見入ってしまいました。

このドラマを見れば、ここでいう「仕事と異なる価値観」や「常識」が具体的にイメージできるかもしれません。

  

たしかに、育児に取り組んだり、専業主婦と過ごしている以上は、そこに求められる価値観を受け入れて、周囲と上手に付き合っていかなくてはなりません。

また、ともすれば、自分でも知らないうちに、この価値観に飲み込まれそうになることもあるかもしれません。


ここで大事なのは、仕事とは全く違う「常識」で動いている世界に埋没しすぎずに、常に冷静な目やスタンスを持つことです。

「必ず仕事の世界に復帰したい」という強い志を、心の深いところで持ち続ければ、周囲の「常識」に染まってしまわずに、自分の軸を持ち続けることができるように思いました。

 

★仕事接点を持つ★
 
このような意識を持つと同時に、「仕事」の世界との接点を持つことも重要です。

毎日の生活は、家族やお母さん仲間との交流が中心になるかもしれません。

ただでさえ、育児や家庭の仕事で忙しいかもしれません。



でも、そこに留まってしまわないで、元の会社の同僚や、働く仲間・友人とのネットワークを積極的に広げ、可能な限り頻繁に接点を持ちたいものです。

仕事をしている人たちの話題に参加することによって、何が旬の話題であり、どんな変化が起こっているかを知ることができます。

仕事の世界から離れきってしまうと、復帰したときに職場の常識や変かにおどろく「浦島太郎状態」に陥ることがありますが、そのようなことにならないように備えることもできます。

また、会社の方針や環境も変化しているはずですから、遠隔地での自宅勤務や短時間勤務などが可能になるなど、復帰の時期を早めるチャンスもあるかもしれません。

仕事をしている人たちは、それこそ仕事の世界に没頭しているので、残念ながら、こちらから積極的に働きかけないと忘れられてしまいがちです。

自分からメールを出したり、会う機会を設定するなど、働きかけていきましょう。




また、フルに仕事をすることは難しいと思いますが、ほんの短い時間でも良いので、自分のキャリアに役立つような小さな仕事を続けられれば理想的です。 
 
例えば、元の会社から、自宅でできるような仕事がもらえれば、一番良いかもしれません。
 
そうでなくても、ご主人の海外勤務についていく場合であれば、日本語を教えるボランティアをすることによって、英語を磨くという方法もあります。

また、現地法人から翻訳の仕事をもらって、自宅で作業しても良いかもしれません。
 
私の場合は、再就職の前の2年間は、大学の先生の研究室で、アシスタントの仕事を週2回していました。

この間だけは、育児や家庭という「日常」から解放されて、仕事の場へのリハビリには、とても役に立ちました。



 
★陳腐化を防ぐ★

仕事を離れてしまうと、せっかく身に着けたいろいろなことが陳腐化してしまいます。

また、世の中に取り残されてしまう恐れもあります。

そこで、自分が陳腐化してしまわないように、最低限、次のようなことに留意されてはいかがでしょうか?


 1.情報感度を高く持つ
 
   家事や子育ての話題に埋没してしまうと、世の中の変化に対する感度が鈍くなり
   がちです。

   仕事をしていれば、いろいろな情報が自然に入ってくることもありますが、これもまた、
   自分から積極的にとりにいかないと入ってきません。


   私がワトソンワイアットに入社が決まったときに、社長とのはじめての面談で、
   「入社までの3週間のあいだ、日経新聞を隅から隅まで読むように」と求められ
   ました。

   仕事への復帰が決まって、やる気満々!の状態だった私は、言われるままに
   「隅から隅まで」読んだのですが、実に苦しい3週間でした。

   (後に、「本当に隅から隅まで読んだのか・・」と笑われましたが・・・。)

   でも、本当に苦しいのは最初の数日でした。
   
   あとは続き物になるので、全体の構造がわかり、世の中の状態がおおむねわかると、
   それほど苦しくなく、興味をもって読めるようになりました。

   それでも、仕事を始めた当初は、仕事の世界の常識とずれているところも多く、
   周囲を驚かせたようです。


   私のようにならないためにも、日ごろからビジネスの世界や、自分の専門領域への
   興味を維持して、情報への感度を高めておきましょう。

 2.自分の専門性を維持する
 
   身に着けたスキルや専門性は、永遠のものではありません。

   技術革新や世の中の構造が変化するにつれて、これらもどんどん変化します。

   今までは重宝がられた専門性も、休んでいる間に通用しないものになってしまうことも
    あります。


   家庭の仕事や育児をしながら、仕事と関係なく新しい専門性を身につけることは、
   極めて困難なのでお勧めしません。
  
   それほどの困難を乗り越える努力をするなら、仕事の世界に少しでも早く
   戻ったほうが、ずっと良いと思います。


   でも、一度身に着けたスキルや専門性を維持し、更新していくのは、ゼロから学ぶ
   ことに比べればはるかに簡単です。

   何もしなければ、仕事に復帰したときに、市場価値のないスキルになってしまうかも
    しれませんが、無理ない努力で維持できるのであれば、ぜひ、維持しましょう。

   ここでも、やはり情報感度を高く持って、自分のスキルや専門性にかかわる変化を
   チェックし、独学か通信講座など、可能な方法で維持したり、磨き上げたりして
   いきましょう。


 3.問題解決感度を高める
 
   どのような仕事をするときにも、基本的な問題解決スキルが必要です。

   問題解決スキルについては、いろいろなところで述べてきたと思いますが、たとえば
   
   ・仮説→実施→検証 のサイクルをまわす 

   ・事実の背景や原因を深く考える (なぜ・なぜを繰り返す)
    その上で、可能な打ち手を幅広く考え、一番良いと思われる方法を考える

   などです。

   
   家事や育児の場も、この問題解決スキルのトレーニングの場としてとらえ、より良い
   方法を考え、実践し、検証してみましょう。

   また、子ども会や幼稚園・学校のPTA、地域のボランティア活動など、仕事で身に
   つけた「問題解決力」を活かせる場は意外とたくさんあるものです。


 4.育児から学ぶ
 
   子供を育てるということは、まさに「育成」の原点です。

   「育成」というテーマに取り組んでいると、「育児」と重なる側面がたくさん出てきます。

   たとえば、以前、「両立のコツ」シリーズの5回目で、次のようなことを書きました。
   
      
  ●相手(子供)の様子・状況に関する感度を高める
    相手の様子に常に留意し、変化やメッセージを察知するように、注意深く観察する。   

  ●相手(子供)に合わせたコミュニケーションを行う
    相手の理解力にあわせて、真の意図が伝わるわかりやすいコミュニケーションを行う。

  ●相手の成長に合わせた役割分担・家事の進め方をデザインする
    どこまで自分でできるのか、任せることができるのかを見極め、自分や協力して
    くれる大人の関わり方をデザインする。
    成長にあわせて、その形態・進め方を変化させていく。

 
   これからは女性がマネジャーの役割につくくことも多くなるかと思います。

   その日のためのトレーニングにもなると考え、真剣に子供に向き合いましょう。



★復帰に向けての準備★

最後に、子供がいる場合の、復帰のための準備について触れておきたいと思います。
 (長くなってしまったので、簡単にしますね。)

仕事に復帰する日のために、次のことは少しずつ準備していきたいと思います。


 1.ご主人や周囲の理解・覚悟を作りこんでおく
 
   まずは、将来子供をそだてながら仕事をするということに対する心の準備を、
   家族や周囲にしてもらいましょう。
   
   復帰すると、あちこちに負荷がかかり、協力してもらわなくてはなりません。

   頭で十分に理解していても、いざとなると「こんなに大変なのか」と驚いたり、不満を
   感じたりするものです。

   そのため、少なくとも、周囲が「協力しよう」と心の底から思ってくれるように準備して
   おく必要があります。


   相手のタイプや考え方によって、方法はいろいろあると思いますが、そこは上手に
   判断してください。

   自分が家にいる間は、できるだけ良くつくしてあげて、復帰後は積極的に協力して
   くれるようにするのも一つの方法です。

   逆に、家にいるうちから、徐々に分担しないと、急には家事を分担できないという
   ケースもあるでしょう。

   いずれにしても、時間をかけて用意しておきましょう。


 2.子供と離れる準備を進める
 
   子供には、一緒にいられない時間が多くなるときのために、十分すぎるくらいの
   愛情を注いでおきたいところです。

   もちろん、単に甘やかすという意味ではありません。

   どんなときも自分の見方になってくれる、困ったら助けてくれるという信頼感を与えたい
   という意味です。

   いわゆる「ベーシックトラスト」です。

   このことについては、「両立のためのコツ」の3回目でお話していますので、
   よければ読んでみてください。
   

   また、年齢によりますが、安心して離れられるだけの躾や、生活習慣を身に着け
   させたり、出来ることを少しずつ増やしておくことも大事です。



     
今週のささやき
 
質問をいただいてみたら、言いたいことがたくさんあって、つい長くなってしまいました。

ここまで読んでくださった方は、本当にありがとうございます。
お疲れ様でございました。m(__)m


Hさん、ひばりさん、
このような機会をくださって、ありがとうございます。
多少でもお役にたてたらうれしいです。

(ひばりさんへの回答は、いま少しお待ちください。)

また、私達からの回答に対しても、ご意見があれば、Hさん、ひばりさんをはじめ、どなたでも下記の「質問用アドレス」から連絡してくださいね。

活発な議論がおきたら、うれしいです。


なお、「両立のためのコツ」シリーズは、2007年の4月~11月の毎月第二週に掲載しましたので、よろしければ、バックナンバーで確認してみてください。
 

                                      (今週の文責:曽根岡)


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【2008/03/11 06:59】 | ■個人の進化・成長に向けて | トラックバック(0) | コメント(1) | page top↑
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コメント
早速にご回答いただき、ありがとうございました!友人からの相談、というかたちでの質問でしたが、自分自身も家庭の事情等でいったん仕事を離れる必要が発生しないとも限らないので、大変参考になりました。「両立のコツ」シリーズともども、友人にも紹介しておきます!
【2008/03/11 11:45】 URL | H #-[ 編集] | page top↑
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