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役割の変化を認識しておく
★ベンチャー企業共通の大きな悩み = 世代交代★

最近いくつかの会社で、同じような話を聞きました。それは、「創業社長の世代交代」
の話です。

これまで、何人もの「創業社長」といわれる経営者の方々とお会いしてきましたが、
そのどなたにも共通していたのが、

  ・カリスマ性
  ・ビジネス・センス(野生的な勘)
  ・自ら現場へ深く入り込む姿勢

などです。


一般の人には容易には身につけられない先天的な資質と、
一般の人には容易には真似できないコミットメント。

まさに「属人的」な要素の最たるものを兼ね備えているといえます。


だからこそ、強力なリーダーシップのもとに起業と発展が成功したともいえる
のですが、

これらの属人的要素で会社を引っ張ってきたからこそ、さて次世代の経営体制を
どうするか、と考えるときになって、その世代交代がなかなか難しいことに、
どの会社も気づくのです。
 

でも、いくら創業者、経営者とはいえ、一人の人が永遠に経営を続けていくことは
不可能なので、どこかのタイミングで体制を変更する必要があります。

しかも、ギリギリのタイミングで交替するのではなく、ある程度本人に余力のある段階
で交替の体制に入っていく必要があります。


それは、企業DNAやヒストリーの伝承、属人的だったビジネス・センスの組織への移植
など、創業者には、その後もまだまだやってもらいたいことがたくさんあるからです。



経営学者として有名なPFドラッカーも、ベンチャー企業が成功する条件の一つに、

 「創業者たる起業家自身が、自らの役割、責任、位置付けについて
  決断すること」

を挙げています。


これまでの役割やポジションにこだわりすぎることなく、会社や業界の今後を見据え、
一歩先を見越した上で自身の役割を機敏に変えていくことが、企業の永続性を高めて
いく上ではとても重要だということなのだと思います。




★「役割交替」は普遍的な問題★

上記でお話ししたのは、創業社長という特殊な役割の例でしたが、同じようなことが、
それ以外のポジションでも、私たち一人ひとり全てにいえるのではないか、と
思っています。


たとえば今、営業の第一線で、自分自身の「個力」で非常に高い成果を出している人
がいるとします。

会社と本人の意向が合えば、ずっと会社の「稼ぎ頭」として、今と同じ役割を完遂して
もらうというのもひとつの道です。


でも、本人の体力面の問題や、会社や組織へのスキル・ノウハウの蓄積という意味では、
どこかで役割を転換し、人材育成や組織へのノウハウ伝承の役割を果たしてもらう方が
効果的なケースが多いと思います。



また、もう随分長い間組織の長として同じポジションにいる人も、自ら新しい役割を創造
していくことが求められるケースがあります。


それはひとつは、その下の階層で実力を蓄え、既に組織の長としての役割を担える状態
で待機している部下を、早く引き上げてあげられるようにするため。


そしてもうひとつは、組織全体が、もっと新しい価値、上質の価値を生み出せる組織へと
進化するためです。

そのためには、組織の上に立つ人が、そのポジションに安住することなく、常に新たな
役割、新たな価値創造を模索することで、組織全体のダイナミズムを作り出していくこと
が求められるのです。



このように私たちは、組織の中で仕事をしている以上は、同じ役割で何年も、何十年も
とどまっていられる可能性というのはとても小さく、ほとんどの場合、常に役割が変化して
いくものなのだと思います。



★「役割交替」が進まない理由★

役割は常に変化する・・・。

言われてみると当たり前のことかもしれませんが、これを実行に移すとなると意外と
難しいものです。


それは、そこにいろんな心理が働くからです。

たとえば役割を変えるべき本人の中には、

 ・今の仕事が好きで、ずっとここにとどまっていたい、という愛着
 ・新しい役割で今以上の価値をだせるだろうか、という不安
 ・自分の存在意義を下の人に「盗られるのでは」という危機感

といった感情が入り乱れ、様々な葛藤が発生するのです。


また、周囲のメンバーや直属の上司にしてみても、

 ・あの人が今の役割を外れると、チームとしてこれまでどおりの
  成果が出せない
 ・あの人がいなくなったら、組織作りをまた一からやり直さなくては

という戸惑いが生じます。



実は、会社の仕組み自体(評価制度やキャリアパスなど)は、スムーズに役割交替を
行えるようなものになっているケースが多いのですが、

多くの会社で、実態として役割交替が進まないのは、上記のような様々な関係者の
心理的な葛藤があるからだと思います。



★スムーズな交替のポイントは、常に“少し先”を見ること★

この問題を解決していくためには、私たち一人ひとりが、常に“少し先”を見据えて行動
していくことが必須だと思います。

少し先になると、自分はどのような実力を備え、どのような成果を出せるようになるのか。

そのとき、自分には周囲や会社からどのような役割を期待されるようになるのか。


あるいは、周囲の他の人に対して、少し先になったらどのような役割を担ってもらうことが、
組織や本人のために一番良いのか。



それを常に頭の片隅においておき、いざそのタイミングになったときに戸惑わないような
心の準備をしておくことが重要だと思います。

そして普段から、少しずつ役割交替の準備をしておくこと(たとえば後継者の育成や
仕組みづくりなど)を行っていくことも必要です。



「役割は常に変わっていくもの」ということを意識し、常に少し先を見ながら準備を進めて
いくことで、組織や会社を永続的なものにしていくこと・・・。

それが、私たち一人ひとりに、究極的に求められていることなのだと思います。



今週のささやき

ちなみに、今の私の場合はほとんど一人で仕事をすることが多いので、「役割交替」の
必要性を痛切に感じながら、そのための体制が作れていないことに苦しんでいます・・・。

私自身も、ちゃんと“少し先”を見て、体制づくり、基盤づくりを進めていかないといけないな、
と感じている今日この頃です。


今年の私の、大きなテーマです。。。


                                       (今週の文責:藤島)

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【2008/02/28 17:07】 | ■個人の進化・成長に向けて | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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