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組織に必要な「2つのチカラ」
★今、多くの企業で求められているもの★

最近、

 「うちの会社は急激な成長など望んでいません。毎年安定した業績
  を残せるような会社になればいいんです」

とか、

 「とにかく社員が活き活きと、安心して働けるような会社づくり、
  環境づくりをしたいと考えています」

というような声をよく聞きます。


ここ数年来の新卒の売り手市場の中、「安定」を志向する学生が増えたことへの
配慮もあると思います。

また、成果主義やその他の原因で疲弊感が蔓延した組織を、少しでも元気づけたい
という経営者の意図もあるかもしれません。


いずれにしても、最近の人材マネジメントのひとつのキーワードとして、「安定・安心」
という概念が急浮上してきているように感じます。

会社全体がとてもおおらかで、多少成長率が鈍っても動じず、社員が笑顔で幸せに
仕事をしていることが第一優先・・・そういうイメージです。


先日訪れた会社でも、経営メッセージの一つに、「安心経営」というのが掲げられて
いました。

この「安心」というのは、従業員にとっての「安心」とのこと。


そこまで明確に打ち出さなければならないくらい、至るところで、不安定で不安な
状況が続いてきたと言えるのかもしれません。


  ・会社の事業が安定しており、会社がつぶれる心配がない
  ・社員の給与が大きく上昇することはないが、その代わり下がる
   こともない
  ・人に対して寛容で、降格やクビに戦々恐々とする必要がない

という、従業員にとって安心できる環境を早急に整えたい、といった経営の意志が
明確にうかがえました。


「安定・安心」と言うと、「成長・拡大」よりもプレッシャーが少なく、実現が容易に
見えますが、実際、このような状況を続けるにはどうしたらよいのでしょうか。



★「安定・安心」に必要な2つの力★

以前、別の場で、「成長する組織に必要な2つの力」について書いたことがありました。

それは、以下の2つの力のことです。


 「組織の力」
    ||
 「基礎体力」・・・日々をしっかり生き抜く力
    +
 「勝負力」・・・勝負どころでちゃんと戦い抜く力


これは、どちらかというと常に成長し続ける、「攻め」の姿勢を全面に出した組織
について語ったものですが、実は、「安心・安定」を実現しようとしている組織にも、
全く同じように、上記2つの力が求められます。


まず、日々をしっかり生き抜く力=基礎体力について。

「安心・安定」を実現するために必要な基礎体力として大切なのは、一番には、
「信頼関係」です。

社員同士の信頼関係、社員と会社の信頼関係、顧客との信頼関係。

内容は様々ですが、いずれにしても、お互いに信頼し、安心できる関係が
出来上がっていなければ、「安定・安心」の組織などできません。


ところが最近は、多くの会社で、この基本となる信頼関係が築きにくい状況に
なっていると聞きます。

社員同士のコミュニケーションがない、社員が会社を信じない、お客様に信用して
もらえるような対応ができない・・・。

そんな状況がいたるところで発生し、それが深刻な問題として捉えられつつ
あるのです。


おそらく今、「安定・安心」をキーワードに掲げている会社の多くは、このような
現場の信頼関係を取り戻したいという課題認識のところが多いのではないかと
思います。

社員や組織が安心して日々を過ごしていくためには、このように、信頼関係を高める
ことで足場を固めることがとても大切で、それが組織にとっての「基礎体力」となる
のです。



一方で、それだけで本当に「安定・安心」の会社・組織が出来上がるかというと、
そうではなく、もうひとつ重要な力があります。


それが、勝負どころでちゃんと戦い抜く力=勝負力です。

上記のような信頼関係構築は、組織の基礎体力を高め、現状のビジネスを安定的に
運営していく上ではとても重要です。

でも、そのような「安定・安心」志向をよそ目に、環境は変化し続けます。


社内の雰囲気が居心地がいいから、顧客との関係が良好だからと、現在の立ち位置
にずっと立ち止まっていると、いつの間にか変化に乗り遅れ、結局「安定・安心」など
と言っていられなくなります。

そこで大切なのは、

 「ここぞというときに軌道修正や方向転換を決断できる勝負力」

なのです。


ただ、この力を発揮するためには、ある程度「攻め」の姿勢が必須なので、
この部分を追求しすぎると、組織が疲弊し、上記の「基礎体力」部分の向上を阻害
しかねません。

そこで重要なのが、会社として、このような「勝負力」を発揮する機能をどのように
担保していくか、ということになります。
 


★「安定・安心」は全社視点で考える★

社員や現場の組織は目の前の安定・安心を実現することに注力し、会社としては、
攻めた「結果として」安定・安心を作り出す・・・。

つまり、常に中長期の視点で見て、先手を打って、社員にはあまり攻めていると感じ
させないながらも会社としては攻めている、という状況をつくらないといけないという
ことになります。


その解決策はいくつかあると思いますが、たとえばわかりやすいところでは、「攻め」
の部分を担当する組織(チーム)を設けるということが考えられます。

また、会社のコアのリーダーとなる人材には、「安定・安心」を実現するとともに、
「攻め」の要素も求めるということも考えられます。


つまり、全社的に「攻め」の風土をつくるのではなく、攻めの“機能”を社内のどこかに
持たせておくということになります。


ちなみに先日訪れた会社では、その機能を社長が一人で担っていました。

ただ、それでは属人的で、世代交代には耐えられないので、いつかは会社として、
組織として担保していく必要があります。


「安定・安心」というと、ついついその文字通り、目の前の安心・安泰・平和ばかりを
追求しがちです。

でも、目の前の基盤づくりだけに囚われるのでなく、中長期に「安定・安心」を実現
できる会社を造っていくために、全社的な視点、中長期的な視点で、何が必要かを
考えていきたいものです。



今週のささやき

最近は本当に、組織の「基礎体力」の部分が弱くなってきた・・・という話をよく聞く
ようになりました。

私が関わっているクライアント先の中でも、この部分に何かしら問題が見られる
会社がほとんどです。


企業の育成ニーズも、ビジネス上の知識・スキルから、マインド面、人間関係面へと
シフトしてきています。

そんな中、「信頼関係」や「職場の雰囲気作り」に着目し、新たなサービスを
立ち上げた仕事仲間が本を出版しましたので、ご紹介します。


「不機嫌な職場」、「社員同士の信頼関係」と言う言葉にピンとくる方は、
ぜひ読んでみてはいかがでしょうか。


 『不機嫌な職場~なぜ社員同士で協力できないのか』

詳細はこちら ⇒ http://tinyurl.com/29c2v3


                          (今週の文責:藤島)







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【2008/02/21 17:39】 | ■魅力ある会社を目指して | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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