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逆転の発想
あけましておめでとうございます。曽根岡です。

ついに2008年第一弾となりました。
昨年にひきつづき、今年もよろしくお願いします。

さて、今年最初の発行ということで、やや緊張(?)して、何をテーマに書こうかと迷いました。

これまでも、「変化の激しい時代」における組織運営やマネジメントのあり方、個人としての仕事の仕方などについて考えてきましたが、この「変化の激しさ」はますます加速されているように思います。
 
特に、最近、世間で「逆転の時代」という言葉を時々聞くようになりました。

私も、今年はこれまで以上に、今までと逆転するような判断が必要になっていくのではないかと思っています。

なぜならば、これまで前提とされていたものが、全て変わりつつあるからです。

そこで、今回は「逆転の発想」というテーマについて考えていきたいと思います。



★強者の転落・弱者の台頭★

昨年は、住宅価格上昇と低金利による個人消費の伸びが支えてきたアメリカ経済の構造が崩壊し、サブプライム・ローンの破綻から信用不安が蔓延しました。

その結果、個人も企業も資金を調達しにくくなり、加えて原油などの資源価格の高騰が起こりました。

このところ、やや上向きというニュースを聞くものの、今後のアメリカ経済の先行きが不透明になってきていることは、否めません。

圧倒的な強者だったアメリカ経済が不安定になると、アメリカ市場の消費力は減退することが予測されます。

すると、これまで対米輸出に依存してきた日本やヨーロッパ諸国は、アメリカ市場から、中国や韓国をはじめとするアジア市場にシフトしていくという見解もあるようです。
いわゆる、世界市場の多極化です。

今年は、このように世界経済の構造が、従来の常識を覆し、大きく変化する可能性が出てきました。


同様な変化は、私達の身近でもたくさん起きています。

あなたの会社の関わっている業界でも、かつての強者が転落し、弱者が台頭するようなことが起きてはいないでしょうか?

 ◆かつての老舗企業が、隠蔽策や不正によって市場の信頼
   を失い、失墜していきました。

 ◆旧官庁系であったJRや郵政などの企業も、「民間企業」との
   競争に苦戦しています。

 ◆ひと頃、一人勝ちを続けていたドコモが、昨年は「一人負け」
   の1年でした。

 ◆その一方で、急成長を遂げ、業界の覇者となった新興企業も
   多々あります。



また、仕事を取り巻く前提も大きく変わっています。

 ◆以前は、企業(雇用側)が圧倒的な強者であり、弱者である
   ところの従業員とそれを守る組合という構造でした。

  それが、現在は企業と個人の関係が対等、もしくは個人の
  方が、自分の価値観にあわせて働く場を選択することが多く
  なっています。

 ◆かつて、利益追求を主たる目的としてきた企業が、今では
   CSR(社会的責任)を求められることが当たり前になりました。

 ◆男性中心だった日本企業も、女性の活用に真剣に取り組み
   始めています。

 ◆誰もが仕事中心の生活を送るのがあたりまえだった時代
   から、今では生活中心の人もかなり多くなってきました。

 ◆ITの進化が進むことによって、今まで不可能だったことが
   可能となり、仕事の仕方やスピードが大きく変わってきました。


このように、これまでの強者が必ずしも強者ではなくなり、弱者が台頭することが当たり前のように起きています。

これまでの常識である、強者の勝ち理論や正論が必ずしも通用しないことが多くなるのではないでしょうか。




★強者の理論から離れてみる★ 
 
全ての前提が変わりつつある中で、それも不連続に変化する中で、自社の強みを維持・拡大したり、組織運営を高度化していくにはどうしたら良いのでしょうか?


あなたの会社や所属するそしきの業績が順調に拡大し、成功しているのであれば、おそらく環境の変化に乗っていることと思います。

でも、新しい年を迎えたのを機に、一度発想を転換して考えてみたいものです。

当たり前になっている「強者の理論」から離れて、見直してみましょう。


これまでの成功パターンが時代遅れになっていないか、変化とズレがないかを改めて見直します。

事業のポートフォリオの中身はどうでしょうか?
これまで長年打ち込んできた事業だけであれば、変化の中でリスクを避けるために、様々な事業に分散する必要はないでしょうか?

必ずしも、収益性の高い事業だけでなく、リスクを回避することを目的とした事業も考える必要はないでしょうか?

これまでの業務の流れや仕事の仕方は、変化してきているでしょうか?
ITをはじめとするいろいろな技術が進化してきたのに、やり方があまり変わらなくても良いのでしょうか?

組織の構造や人材の配置は変化に対応して見直されてきたでしょうか?

雇用のあり方、登用の仕方、仕事の任せ方はこれまでのやり方がベストなのでしょうか?

育成・指導のあり方は、本当に有効なものだったでしょうか?



上手くいっているものを、改めて疑ったり見直したりするのは難しいものです。

そこで、自社の強みの源泉が失われたとしたら、何が起きるのかとか、競合の立場で考えると、どのように見えるかなど、弱者の視点に立って考えてみると、いろいろなことに気づくかもしれません。


これまでのやり方や枠組みを維持して、変化しなかった場合には、将来どのようなリスク(環境とのズレや無駄、人材競争力の不足や変化対応力の欠場・・など)があるかについても、考えてみましょう。



 
★逆転の発想★ 

逆に調子の悪い会社、上手くいっていない会社の場合は、何かが違うはずです。

そこで、これまでのモデルや組織運営のあり方を一から疑って、思い切って逆転の発想をすることが有効なのではないでしょうか。


まず、不調な中で、何を変えてきたか、それは効果があったのか。
なかったのであれば、なぜか。変えなかったことは何か・・など、洗いざらいたな卸しをしてみましょう。

その上で、これまで変えてこなかったことは、たとえ、どのような理由があったとしても、一度変えることを真剣に検討します。

変えた場合のリスクを考えるのではなくて、変えなかったときのリスク(遺失利益)を考えます。

変えられない理由や前提を全否定して、「変えられるはず」という視点で検討してみます。



たとえば、上意下達が徹底している組織であれば、現場中心主義に大きく振ってみます。
これまで本部で行っていた計画の策定を、まずは現場情報を基点に実務レベルで起案するのも良いでしょう。
本部の役割を、「現場の支援」に特化しても良いと思います。

また、本社にこもりがちだった役員やマネジャーは、週に一度は現場に行って、自分で生の情報を集めることをやってみても良いでしょう。



あるいは、これまでマーケットインの商品開発をしていた会社は、思い切ってプロダクトアウトで開発を行うこともあってよいかもしれません。

プロダクトアウトで、競争力のある商品を作るためには、技術力の強化が必要なのか、コンセプト策定力に競争力を求めるのかなど、各機能の強みをあらためて見直すことができるかもしれません。



営業マンのインセンティブは歩合制で、営業成績を給与にそのまま反映していたのであれば、歩合制を廃止して、中長期の取り組みも評価していくことを検討してみましょう。

「営業は短期の収益を追求するもの」という「常識」をとりはらい、全社で中長期の競争力向上に取り組んでも良いと思います。


とにかく、徹底的に反対に振ってみることから、実はいろいろなことが見えてきます。

今年のテーマは、「逆転の発想」ということで、一度考えてみてはいかがでしょうか?




今週のささやき 

年明け早々、やや逆説的な内容になってしまいました。

実は今年の私のコンサルティングの課題は、「正論を離れる」ことにあるので、このようなテーマになってしまいました。

成果主義や欧米型のロジカルなマネジメントは、日本企業のマネジメントが感覚的だった時代には、新鮮であり、効果的なものでした。

これまでと全く違う方法をとることによって、会社が大きく変わり、多くの企業の課題を解決する有効な手法でした。

でも、これらが半ば「当たり前」になりつつある今、一方で世の中はこれまでの前提や構造が大きく変化しています。

これらの「正論」に執着すると、逆に変化に乗れずに正しい判断が出来ないリスクがあるのではないかと思いました。

今年は、「正論」や「常識」の枠にとらわれずに、顧客の問題解決に努めていきたいと思っています。
                      (今週の文責:曽根岡)
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【2008/01/09 02:01】 | ■魅力ある会社を目指して | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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