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OJTでの現場作り
★多様性の時代だからこそ、OJTの必要性が高まる★

最近、多くのクライアント企業で、現場マネージャーのOJT力強化のための教育・研修の相談を受けます。


人材育成ニーズ自体は少し前から高まっていますが、中でもOJTの重要性が見直されてきているのです。

様々な意識・価値観を持ったメンバーが増え、まさに“多様性”の組織となってきた今、会社全体で一律の研修をすることも大切ですが、現場で個別の指導・育成を行うことがより大切だという認識が高まってきているのだと思います。


そこで、

 -日常の仕事を通して部下を育成するとはどういうことか?
 -部下のレベルやタイプに応じてかかわり方を変えるには?

など、人材育成、特にOJTに関する理論や事例をご紹介したりしています。


ただ、参加者によっては、なかなか釈然としない表情で話を聞いている人もいます。

その真意は何かというと、

 「言っていることは正しいし、理解できる。
  でも、現実はそんなに簡単ではない。
  数字のプレッシャーも厳しいし、自分の仕事だけで精一杯だ」

といったものが多いようです。


そこでいつもお伝えしているのが、

 「OJTというのは、そんなに難しく考えなくても、日常のちょっと
  したところから変化を起こしていけばいいと思いますよ」

ということです。


実際、「難しくて敷居が高いから」と、なかなか行動に移せないでいるよりも、身近なところから、何か一つでも行動を起こしていった方が、着実に成果を出していくことができるのです。




★OJTで大切なのは風土作り★

OJT、OJTというけれど、そこでは特に何を“Training”すればよいのでしょうか?

細かい知識やスキル、ルールなどを一つずつ覚えてもらうこともとても大切です。でも、それこそ細かいことを一つひとつ指導していては、あまりにも個別になりすぎて、時間がいくらあっても足りません。


大切なのは、できるだけメンバーが「自分で育つ」状況をつくるということです。そしてそのためには、組織の雰囲気や風土全体で、部下が育つ環境を作り上げていくということだと思います。


実際に、既に一人前、ベテランとして第一線で活躍している人たちに、「自分が一番成長したと思う瞬間」を思い出していただくと、その答えはだいたい共通しています。

それは、とても印象的な上司に出会い、背中を見て勉強したとか、自分自身で難問を解決しなければいけない修羅場を経験した、という「体験」です。


それは、常に強力でシンプルなメッセージに触れ、仕事をすることや何かをやり遂げるということへの何らかの“プレッシャー”を感じる環境に身をおいていたという「状況」が、成長につながったということだと思います。

結局、人が育つためには、「頭でわかる」というのと同時に、「体や心で感じる」という瞬間が必要だということなのだと思います。


ですから、上司の側も、

 「個々にきめ細かいマネジメントをしなければ・・・」と、

OJTを面倒で大それたものと捉える必要はなく、もっとシンプルに、
 
 「組織をどんな雰囲気にしていきたいのか」という、

ザックリと、全体観でイメージしていくところからはじめ、徐々にできることから手をつけていって、少しずつでも「肌で感じる瞬間」を作り出していくことに注力すればよいのではないかと思います。



★キーワードを設定する★

それでは、そのようなメンバーが「自分で育つ」環境・状況とは、どのように作り出せばよいのでしょうか?

それは、自分たちが何を基準に判断・行動していけばよいのか、という判断基準や行動規範を、できるだけシンプルに理解・浸透させていくことだと思います。


たとえば一つの例として、

 「他者を尊重し、他者の意見を否定しない」

という一つの行動規範を設定するとします。メンバーは、それを遵守していくだけで、自然と成長していくと思います。

なぜなら、他人から良いところをどんどんと吸収できるようになると同時に、他人の意見を受け入れた上で自分はどのように行動すればよいか、ということを、自分で考えるようになるからです。


同様に、「すべての行動の起点を“顧客”にする」ということでもよいですし、何をするにもまず、「自分のValueを考えよう」ということでも良いと思います。

自分たちの軸足をどこに置くか、を明確にし、それを繰り返しあらゆる方法でメッセージとして伝えていくだけで、部下が自分で考えて行動する=部下が自分で育つ状況というのは、自然にできていくものです。


その判断基準や行動規範を徹底するのに時間がかかるのでは・・・という懸念は無用です。


できることから、たとえば、一つのキーワードを設定する、というところからでもスタートすれば良いのです。

たとえば先ほどの「他者を尊重し・・・」の場合は、

 『まず最初に“Yes”と言おう』

というキーワードだけでも良いと思います。チームで会議をしているとき、誰かと打合せをしているとき、相手が何を言っても、まずは“No”と言わず、“Yes”と言う。

それだけでも、その後の思考回路は変わってくるものです。


組織の雰囲気や風土を作っていくために一番効果的なキーワードは何か、という部分だけは少し頭を使う必要がありますが、あとはそれを繰り返すだけ。

まずはそこから初めてみてはいかがでしょうか。



★OJT風土作りに大切な3つのポイント★

以上のように、OJTというのは、OJTだからこそ、知識やスキルよりも、風土や雰囲気、もっと言えば、価値観形成に重きを置いて実行することが重要だと考えています。

その成功のためのポイントは3つ。

 1)組織として何を大事にしたいか、というポイントを絞ること
 2)シンプルなキーワードを設定すること
 3)そのキーワードを繰り返すこと

非常にシンプルだと思います。


よくある失敗例は、メッセージを沢山出しすぎること。

もちろん、組織として大事にしたいことは一つだけではないと思います。だからと言って、全てを一度に発信すると、逆にメッセージがボケて伝わりにくくなります。


ある程度割り切って、「中でも今、一番大切なことは何か」を考えてみていただきたいと思います。それがクリアできれば、次の新たなメッセージを出していけば良いのです。


難しい、面倒だと言っても、OJTを行う上司の責任は消えません。
また、その重要性は今後もますます強まっていくと思います。

だから、できることから少しずつ、手をつけていっていただきたいと思います。



今週のささやき

ベテランの方のお話をお聞きしていると、よく、

 「自分たちの若かった頃は、上司が教育してくれなくても、
  自分たちの力で成長したものだ・・・」

ということをよく聞きます。


でも、直接的にでも間接的にでも、自分たちが成長できた背景には、何らかの上司や同僚、会社の影響があるのは間違いないと思います。

もしかしたら、私たちに「自分の力で成長した」と思わせるくらい、上司のマネジメントが巧みだったのかもしれません。


私自身もそうですが、もっと謙虚に、自分の経験というものを振り返ってみる必要があるな、と思います。

自分たちが順調に育ってこれた、これまでの環境や出会いに感謝し、それを後輩に少しでも還元していく姿勢を持ち続けていたいものです。



                       (今週の文責:藤島)



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テーマ:企業経営 - ジャンル:ビジネス

【2007/12/18 13:56】 | ■魅力ある会社を目指して | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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