>> このブログに込めた想い

当ブログと連動したメールマガジンを、毎週1回配信しています。ぜひご登録ください!

  
powered by まぐまぐトップページへ
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


【--/--/-- --:--】 | スポンサー広告 | page top↑
両立のためのコツ(8) 子供との信頼関係
前回の「両立のためのコツ」シリーズでは、「家庭の協力者との信頼関係」について考えてきました。

今回は、もう一つの家庭における信頼関係、「子供との信頼関係」についてお話をしたいと思います。

いわゆる「教育論」になってしまうと、ものすごく深いテーマであり、私などが安易に語ることはできません。

ここでは、私自身が経験してみて気づいたことを少しだけお話したいと思います。


特に、このメルマガでも、何度か触れてきましたが、企業における「育成」と、「子育て」にかなり共通点があるように思います。

現在両立をなさっている方たち、これから両立をしようとしている方たちも、仕事の場で育成に関わることが多くなると思います。

「子供の成長」に関わっていることは、苦労や困難なことも多い一方で、大きな幸せを得られると同時に、仕事の上でもアドバンテージであることをお伝えできたらと思います。

また、育児とは関係ない立場にある方にとっては、仕事の場での育成について、多少のご参考になればと思います。



★新しい子供との関係★

今の大学生や高校生が小さいころには、母親がいつも子供の側にいて見守っていたり、子供が帰ってくれば迎えてあげるのが当たり前な時代でした。

両親が仕事をしていて、保育園や学童保育に通う子供は、まだまだ少数派でした。

それが、女性の就業が急速に増えつつある今では、仕事を持つ母親も決して珍しくはなくなりつつあります。

子供の保護者会に行くと、その変化を実感をもって感じています。

 
このような環境変化にともない、親と子供の関係も従来と変わりつつあるのではないでしょうか。

いつも側で見守って、子供の自然な成長の速度にあわせて、ゆったりとした環境を与えつつ、自立していく時期までとことん付き合うといった関係から、
限られた時間に深いコミュニケーションを凝縮させ、後はある程度任せていくような関係へと変わっていくのではないでしょうか。


子供に「任せる」には、「信頼」できることが前提です。
 
そして、子供を「信頼」するには、「基本的な価値観や正義感をたたき込んでおくこと」と「自分で出来ることを増やしておくこと」の二つが必要です。

つまり、初期のうち(小さいころ)に、基本的な価値観や正義感をたたき込み、自分で出来ることを増やしていき、ある程度の年齢になったら、細部には入り込まずに任せて行く・・・そんな関係になるのではないかと思うのです。

子供が信頼できて、安心して任せられる姿を確認できれば、あとは大丈夫です。
親が「信頼されている」という実感を持たせ、任せてやれば良いのです。

子供たちは、家庭の外でも更にいろいろと学び、いつの間にか驚くほど成長しているものです。
 
そんな子供たちから親のほうが学ぶこともたくさんあるし、子供たちとの凝縮された接点が何よりもの幸せをもたらしてくれます。


繰り返しになりますが、子供のとの信頼関係を築くには、

1.基本的な価値観や正義感をたたき込む
2.自分で出来ることを増やす
3.(上記ができた上で)「信頼されている」という実感を持たせ、
  任せる

ことが基本と言えるのではないでしょうか。
 
そして、これは仕事の場における「人材育成」にも共通しているのではないかというのが、私の実感です。

 
それでは、この3つの要素について、もう少し詳しくお話をしたいと思います。



 


★基本的な価値観や正義感をたたき込む★
 
まず初めに、子育てのスタンスとして「思い込みを廃する」ことに触れておきたいと思います。

小さくて可愛くて、とても愛おしい子供を見ていると、何もかもやってあげたくなります。
全てのものから守ってあげたくなります。

また、真っ白で無垢な赤ちゃんの頃は、何もできず何もわからなかったわけですから、つい、いつまでもその延長で扱ってしまいがちです。

でも、小さい頃から意外と物事を理解する力はあるものです。

もちろん、理解できる言葉に噛み砕いたり、コミュニケーションの方法を工夫する必要はありますが、伝えなくてはならない事は、最初から一貫性をもってきちんと伝えていくべきではないかと思います。

 
そこで、「人としての基本的な価値観や正義感」(最低限のルールを守る、相手の気持ちを考える、弱いものに配慮する、うそをつかないい・・・など)は、言葉が通じるようになったら、ことあるごとに、きちんと伝えることが大切です。

  小さいから何をしても赦されるとか、どうせわからないだろう
  といった思い込みを捨てて、とにかく伝える努力を続ける。

  この価値観に反することをしたら、強く怒って見せたり、逆に
  年下の子におもちゃを譲るなどしたら、とことん誉めてあげる。
 
  言い聞かせるときは、しゃがんで子供と同じ高さの目線で、あ
  の手この手でわかりやすく話してみる。

  
どれくらいのことを理解してくれるかはわかりませんが、このようなコミュニケーションを事あるごとに続けることによって、「三つ子の魂百まで」というように、子供の基本的な価値観として刷り込まれるのではないでしょうか。



★自分で出来ることを増やす★

基本的な価値観を刷り込むと同時に、初期のうちから大事なのは、「自分で出ることを増やす」ことです。

子供が小さい頃は、私自身、ついつい可愛いあまり、何でもやってあげたくなりました。
「まだ小さいから無理」という思い込みもありました。
下手をすると、過保護になりがちでした。


ここで、再び、「思い込みを廃する」という話になるのですが、実は小さい子でも、やらせてみるといろいろなことができるのです。


私が、このことに気づいて方針転換したのは、ある親子との出会いがきっかけでした。

この方たちとは、公園で出会い、長く家族づきあいをするようになったのですが、第一印象は「素敵なママと活発で魅力的な坊や」でした。
とにかく、目立つ親子だったのです。

この綺麗で可愛くて素敵なお母さんが、私の密かな「育児における師」になりました。


彼女は、幼稚園入園前の坊やを小学生を扱うかのようにいろいろと任せていました。

最初は私も「こんな小さな子に、そんなことまでさせちゃうの?」と驚きをもって見ていましたが、意外と彼がそれをこなしてしまい、またママに報告している姿がとても誇らしげで頼もしく見えました。

なによりも二人の間に、深い信頼関係があるように見えたのです。

とにかく、「なんて子育ての上手な人なんだろう」と関心させられました。


そこで、私も彼と同じ年の息子に、おそるおそるいろいろなことをさせるようになったわけですが、確かにやらせてみると結構できてしまうものでした。

単に私が「まだできない」と決め付けて、彼がそれをする機会を奪っていたことに気づきました。

例えば、
 4才の長男に1才の次男をお風呂に入れてもらう
 ・・・洗髪の時は、次男が浴槽につかまって頭を後ろに傾けると、
    長男が乱暴にシャワーをかけて洗ってやっていました。
    意外と、泣くこともなく、大丈夫なものでした。

 幼稚園入園前に、例の友達と、隣の駅までお使いに行かせる
 ・・・幼児二人だと、乗車券がいるのですが、券売機に背が届か
    ず、片方が踏み台になって買ったそうです。


目の届くところで任せるのは容易なのですが、さすがに遠くまでお使いに行かせたときは、帰ってくるまでドキドキしました。

それでも帰ってきたときの彼らの誇らしげな様子は、今でも覚えています。


確かに、事故などの危険もありますが、ストレッチしたことにチャレンジさせると意外と何でも出来てしまい、それが自信につながったように思います。

このような経緯があったので、私が仕事を始めても、結構いろいろな事を任せることができ、助かりました。

そして、これらの冒険や困難など、多くの経験の中で、「問題解決力」を身に着けていくのだと思います。

親は、危険から守りつつも、手を出し過ぎないように心がけていくべきなのではないでしょうか。



★「信頼されているという実感を持たせ、任せる」★

最後に、ある程度の年齢になったら、細部に入り込まずに任せてしまうことが理想です。

子供の自律的な問題解決力の鍛錬や、その前提となる成功体験・失敗体験を阻害するようなマイクロマネジメントは一切やめるべきです。

ある程度の年齢になって、親がいちいち口を出すと、ろくなことがありませんし、自立しつつある子供は、自分で納得しない限り親の言うことなどに従うわけがありません。

親の方も、仕事をしながら子供の行動をいちいち詳細に把握して、コントロールする余裕など無いはずです。


何よりも大事なのは、「基本的な価値観」と「自分で出来ること(問題解決力)」を身に着けてさえあれば、あとは「信頼されている」という実感を持たせて任せることです。

成績とか、多少のいたずらや思春期で羽目をはずすことなどは大した問題ではありません。

人として外れたことは絶対にしないのであれば、あとはやりたことをやりたいようにさせる・・と割り切ってしまえばよいのです。


「信頼されている」という実感を持っていると、意外と子供は裏切らないものです。

また、「信頼されている」という実感を持ち、親が必要以上に物事を押し付けることはないと知ると、意外と子供のほうから相談を持ちかけたりしてきます。

この時に、まずは頭から否定したりせずに子供の話をしっかりと聞いて、大人の立場からアドバイスをすることが大事だと思います。

この時、注意しなくてはならないのは、子供の世界に土足で上がらないこと。
子供の友達の悪口を言ったり、友達関係に口を突っ込まないことです。


子供の話を聞く機会ができると、結構こどもの様子は知ることができます。

後は、「親ばか」にならないように、子供の様子を観察したり、ネットワーク(先生や親の間のネットワーク)からの情報で、確認しておけば、大きな間違いは起きないのではないでしょうか。


この段階で親ができることは、人生の先輩として自分の姿を見せたり、語ったりすること、求められたアドバイスを与えること、そして、「基本的な価値観や正義感」に少しでも反することをしたときは、猛烈に怒ること・・くらいなのではないかと思います。

 
     *     *     *     *


以上、子供との信頼関係についてお話してきましたが、仕事の場での育成と重なるという点については、納得感はあったでしょうか?

まず、「基本的な価値観を徹底して共有」して、「ストレッチした課題にチャレンジさせながら、必要なスキルや問題解決力を身に着けさせ」、その上で、「信頼して任せてみる」・・・

いかがでしょうか?
 
 
最初から意図してそうしてきたわけではありませんが、企業における育成を仕事で取り扱いながら、子育てをしてきて、気づいてみると、共通する部分が本当に多いな・・というのが私の実感でした。
 


     
今週のささやき

今回は、私事が中心になってしまいましたが、多少でもご参考になったでしょうか?

子供たちもすっかり大きくなってしまい、私の子育てもいよいよ終盤を迎えました。

特に優秀なわけでも何でもありませんが、おかげさまで今のところはまっとうに育ってくれています。

振り返ってみると、親の役割や出来ることはわずかで、それも意外と短期間のことです。
 
仕事との両立に疲れてしまうのではなく、楽しまないともったいないと心の底から思いました。

両立しているからこそのメリットと幸せを享受して、多少の疲れや困難は吹き飛ばしてしまいましょう。
 

                 (今週の文責:曽根岡)

スポンサーサイト
【2007/11/16 11:26】 | ■個人の進化・成長に向けて | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
<<プライドを演出する | ホーム | 自組織の姿を映し出す>>
コメント
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
http://consultant2.blog68.fc2.com/tb.php/74-3a9cfb25
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。