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変化を起こす
★強い組織の条件★

最近、ある大変に好調で評判の良い会社のお手伝いをさせていただく機会がありました。

そこで、社内のいろいろな方と議論をしたり、いろいろな活動を見せていただくうちに、この会社は強い組織の原理原則を備えているのではないかと思うようになりました。


「強い組織の原理原則」・・・それは何でしょうか?
 
「業績を拡大したい」「顧客へのサービスの質を高めたい」「企業価値を高めたい」など方向はいろいろですが、どの会社も継続的に発展していくことを目指しています。

それでは、継続的に発展する組織とはどのような組織でしょうか?


いろいろな見方があるかもしれませんが、私は、

「組織全体として
  1.大きな方向性が正しいこと
  2.足元でまじめに仕事に取り組む体質であること」

の二つが原理原則なのではないかと考えています。

 
よく言われるように、いま、仕事を取り巻く環境は、以前とは比べ物にならないスピードで変化しています。
 
細かな方針を立てたり、基準を作ったりしても、その前提が変わってしまい、結果としてねらいとズレが生じたりすることが多くなりました。

このような状況であるからこそ、その根っこにある大きな方向性や、組織全体が目指す姿が正しいものであること、そして、それが組織全体で共有されていることが、以前よりも更に重要になってきたように思います。

そして、その共有された方向性のもと、各組織や個人が真面目に仕事に取り組み続ければ、会社全体は自ずから成長していくのではないでしょうか。


このように言ってしまえば、あまりに当たり前のことですが、この原理原則を組織全体に浸透させ、維持していくことは、実はとても難しいように思います。

この会社では、企業理念が全組織で共有されていると同時に、トップが変化の中で大きな方向性を明確に示し続けてきました。

そして、その方向性に従って、感心するほど真面目な組織風土のもと、一人ひとりの社員が実直に日日の仕事に取り組んできました。

でも、このような会社でさえも、今までの強さを維持していくことには、難しさを感じているのです。




★強い組織の弱み・・・成功体験★

成功し続けてきた強い会社にとって、なぜその強みを維持していくことが難しいのでしょうか?

 
ここで、再び「環境の変化」という問題が出てきます。

強い会社や組織は、これまでの環境の中で、正しいことを正しくやり続けてきた結果、多くの成功を生み出してきました。

このような「成功体験」の積み重ねは、もちろん、組織のこれまでの成長そのものです。

ところが皮肉なことに、その一方で、今後の成長のブレーキにもなるのです。


話をわかりやすくするために、組織を個人に置き換えて考えて考えてみましょう。

  あなたは、一度やってみて、とても上手く物事が運ぶと、
  次も同じようにやれば上手く行くという期待を持つことは
  ありませんか?
 
  あなたを取り巻く状況が今までと同じであれば、たしかに
  次も同じようにやれば上手く行く可能性は高くなりますよね。

  同じやり方で何度か成功を重ねるうちに、「これはこうする
  ものだ」という思い込みが生じてこないでしょうか?


  また、年配の上司や先輩が、「この仕事はこういうものだ」
  「こうするものだ」と言うのを耳にすることはないでしょうか?

  この背景には、以前はあまり環境の変化がない中で、
  彼らが同じやり方で何度も成功してきたという事情があり
  ます。


つまり、環境が変化しない限りは、かつての「成功体験」は「正しいやり方」だったのです。

ところが、環境が変化すると、以前の「成功体験」では必ずしも上手くいかなくなります。

それどころか、以前のやり方では上手くいかないことの方が、ずっと多くなりました。


もう、おわかりだと思いますが、「成功体験」が大きければ大きいほど、それが正しいという思い込みや執着が強くなります。

変わることに対する抵抗が大きくなるのです。

とくに、これまで真面目に取り組んでくればくるほど、この抵抗は大きくなる傾向があるような気がします。


このことは、個人の場合と同じように、組織についても言えます。

成功体験を積んできた組織が、変わることに対して抵抗を示すことを「組織の慣性」と呼びます。

多くの「成功体験」を持つ強い組織ほど、この「組織の慣性」が強くなり、今後の環境変化の中で、成功し続けることがかえって難しいという問題を抱えがちなのです。


 
★変化を起こす★

特別に成功を収めてきた人や組織でなくても、私たち誰もが、またどのような組織も多少の成功体験を持っています。

それでは、この「成功体験の罠」に陥らず、今後の成功や成長を続けていくためには、どうしたら良いのでしょうか?

強い組織の原理原則を備えて多くの成功体験をしてきたような会社も、これから成長を目指す会社も、「組織の慣性」を断ち切るためにはどうしたら良いのでしょうか?

 
これまた当たり前のことのようですが、私は、意図して「変化を起こす」以外に方法はないように思います。

そのためには、あなたがマネジャーであれば、日日の部下とのやり取りの中で、次のようなことを意識してみてはいかがでしょうか?

特に、順調な会社や組織のマネジャーの方は、よほど意識しないと、なかなか難しいように思います。

また、あなたがチームの一員であったり、スタッフである場合は、自分の取り組みについて、以下のようなことを意識してみましょう。


 1.過去を否定する勇気を持つ 

   過去の「成功体験」や「常識」は絶対ではないことを知って
   おきます。

   あくまでも過去のその時点では正しかっただけであって、
   どんな環境や状況においても当てはめることができる
   ものではないということを、きちんと理解しておきましょう。

   周囲の人たちが、過去の「常識」や「思い込み」にとら
   われ、「成功体験の罠」に陥っていても、自分だけは過去を
   否定する勇気を持つように心がけましょう。


 2.「成功体験」を疑ってみる 

   過去を否定する勇気を持てたら、一度成功体験を疑ってみる
   ことが大事です。
   
   「成功体験」を分析してみて、その打ち手が正しくて結果が
   得られたのか、それとも他の要因や偶然性に助けられた
   ものなのか、一度とことん考えてみましょう。

   「この方法でやった結果、このように成功した」という思い
   込みを一度疑ってみましょう。


 3. その上で過去から学ぶ

   ただし、過去をアタマから全否定する必要はありません。
   せっかくの成功体験です。学べることはたくさんあります。

   まずは、過去と今では状況がどのように違っているのかも
   確認しておきます。

   その上で、過去の成功体験のどの部分は、今の状況でも
   活用できるのか、どのように変えればより適したものになる
   のかを考えます。



環境変化の激しい時代です。

このようなスタンスを常に持ち、柔軟に打ち手を考えていくことができれば、過去をそのまま踏襲することはなくなり、今の状況に最適な方法に向けて、変化を起こし続けることができるのではないではないかと思います。




今週のささやき  
 
小さな成功体験に執着してしまうことって、私自身、よくあります。
 
何も知らなかったり出来なかったころには、ゼロから考えるという非効率の一方で、周囲のアドバイスを素直に受け入れることができました。

「成功体験の罠」や「慣性」の問題は、企業や組織だけではなくて、自分自身の問題としても痛感しています。

環境が変化する中で、自分だけが時代遅れになったり陳腐化しないように、常に真剣に考える場に身を置きたいものだと、改めて思いました。
 

読者の皆さまは、いかがでしょうか?

読者の方からのフィードバックをいただけると、私自身の考えや見方が陳腐化していないのか、いろいろな方の状況とズレていないかを考えることができます。

また、そんな中から、対話が生まれることを期待しています。

ぜひぜひ、皆さまのご意見を送ってくださいませ。
また、「こんなテーマを扱って欲しい」とか、ご質問なども大歓迎です。


                         (今週の文責:曽根岡)

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テーマ:仕事の現場 - ジャンル:ビジネス

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