>> このブログに込めた想い

当ブログと連動したメールマガジンを、毎週1回配信しています。ぜひご登録ください!

  
powered by まぐまぐトップページへ
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


【--/--/-- --:--】 | スポンサー広告 | page top↑
「人を見る目」

◆人と接していく中で一番大切なこと◆

組織・人材マネジメントで一番大切なことは何か?

という問いを受けたら、私は必ず、「人を見る目」と答えます。


組織・人材マネジメントなどと大上段に構えなくても、日常的に人と接していく上でも、一番大切なことだと思います。


だから、私が企業研修を担当させていただくときには、評価者研修はもちろん、マネジメント研修や、人間関係構築研修、人材育成研修など、どのようなテーマであっても、「人を見る目」というコンテンツは取り入れています。


また、私たちと同じように、「人のプロ」、「人事のプロ」を目指している人たちにアドバイスをする場合にも、プロフェッショナルになるために一番大切なことは、「人を見る目」だと言っています。



人を見る目・・・それは単に、良い人か悪い人かを見分ける、という意味ではありません。

その人がどういう人なのか、どういう志向性があって、どういう強み・弱みがあり、どのような人と相性が良いのか、といった、「その人そのものを正しく知る」ということです。


またそのために、一人ひとりと、しっかりと中身のあるコミュニケーションをとる、ということです。



こうやって書いてみると、あまりにも当たり前のように感じますが、この「人を見る目」を養い、正しい「人を見る目」を備えている人や企業は、なかなか少ないなぁ、といつも思います。





◆ヒトの問題の本質的解決法は「人を見る目」を養うこと◆

最近は、3年で辞める若者問題とか、ダイバシティ(女性・高齢者・外国人等)とか、様々な組織・人材マネジメントの問題が持ち上がっています。

あたらしい切り口での課題が出てくるたびに、ついつい私たちは、その課題特有の問題を探り、何か特別な解があるのではないかと探し始めます。


先日も、たくさんの方が集まる場で女性活用に関する議論をしていたのですが、

「女性には女性特有の悩みや課題があるから、そこに着目して
 問題を議論すべきだ」

という意見がたくさん挙がりました。


もちろんそれはその通りで、女性には女性の、若者には若者の、外国人には外国人の、それぞれ特有の問題が存在すると思います。



でも実は、これらの問題は全て、その本質は何ら新しくも、珍しくもなく、組織・人材マネジメントの基本を押さえていれば、ある程度対処できる問題だと思っています。


それは、一人ひとりをちゃんと見て、一人ひとりの意向や希望、問題認識をしっかり聞いて、自分自身の意向や方針をしっかり伝える。

そんな、コミュニケーションの基本を確実に実行するということです。


でも最近は、特に現場マネージャークラスにおいて、これらの基本的な人材マネジメントスキル自体が低下していることが問題視されつつあります。

マネージャーが、部下一人ひとりと上手く関係を築けない、とか、部下の行動をコントロールできない、というのです。



若者や女性、高齢者や外国人など、それぞれの特有の問題に目を向けることも大切ですが、組織が多様化しているからこそ、

「その人そのものを正しく知る」

ということが大切になってきているのに、それが疎かになってきているのです。


組織・人材に関する多様な問題が取りざたされる今だからこそ、まずやるべきは、「人を見る目」を養うことなのではないか、と思います。



◆「人を見る目」を養うために◆

「人を見る目」を養うといっても、それは本当に難しいことで、一朝一夕にできることでもなければ、「これさえやれば大丈夫」というウルトラCはありません。

やるべきことを認識し、愚直に経験を積んでいく、ということが大切なのですが、では、何が「やるべきこと」なのか、ここではあくまでいくつかの例ですが、ご紹介したいと思います。


1.できるだけたくさんの軸を持つ

 人の特性や強み・弱みは十人十色で、
 良い-悪い、レベルが高い-低いといった一軸だけで判定できる
 ものではありません。

 たとえば思考のパターンひとつとってみても、また、リーダー
 シップの発揮の仕方や、コミュニケーションの方法などについて
 も、その手法やパターンは、人によって様々なのです。


 人を見る軸というのは本当に無数にあり、自分の中にどれだけ
 軸のバリエーションがあるかによって、「人を見る目」の精度も
 変わってきます。

 たくさんの人に合い、深く深く人を見ていくことで、
 できるだけたくさん人を見る軸を蓄積していくことが、
 一番重要だと思います。


2.要素に分解して考える

 人のタイプは無数にあると同時に、人は、いくつもの特性を
 複雑に持ち合わせています。

 だから、ある視点で見ると優秀だったり、明確な強みが
 あったりするのに、別の視点で見ると、あまり優秀でなかっ
 たり、弱みがあったりします。

 だから、

 「この人は、この視点で見ると突出しているけれど、この観点
  では、まだまだ開発の余地があるな」

 など、要素に分解して人を見る癖をつけておくことも大切です。

 一つの側面からその人の全てを判断してしまうのが、人を見る
 ときに一番犯しやすい一番の過ちなのです。


3.時間や手間がかかるものと認識する

 自分の中にたくさんの軸を持ち、一人ひとりをちゃんと要素
 分解して見極めていく、というのは、本当に手間や時間の
 かかることです。

 でも、「人を見る」ということはそれだけ大変なことで、

 「人なんて、3分話せば大体わかる」

 などと高をくくっていては、大きな間違いに繋がります。


 「人を見極めるには手間と時間がかかる」ということを認識し、
 時間をかけて、本人との接点を増やし、できるだけ沢山の
 事実情報を集めることが必須です。


他にもたくさんありますが、最も重要なものをいくつか・・・と言うと、上記3つになると思います。


組織・人材マネジメントの基本は、正しく「人を見る」ことから。

ぜひ、意識して取り組んでみていただきたいと思います。



今週のささやき

ダイバシティへの対応策について話をしていると、
だいたいいつも最後には、

「これって、ダイバシティの時代だからということではなく、
 どんなときにも、誰でもやるべきことですよね!」

と気づいてくれる方がいらっしゃいます。


本当にその通りで、表面的な問題ではなく、その本質を深く深く探ってみると、必ず共通した問題に行き着くのが、人材マネジメントの特徴なのではないかと思います。


そのことにどれだけ多くの社員が気づくか・・・が、昨今の組織・人材マネジメントの問題を解決していく上で、とても重要なポイントとなってくるのではないか。。。

最近特に、そう強く感じています。


                          (今週の文責:藤島)

スポンサーサイト
【2007/09/30 10:57】 | ■個人の進化・成長に向けて | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
<<変化を起こす | ホーム | ダイバシティの基本は「基本に忠実であること」>>
コメント
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
http://consultant2.blog68.fc2.com/tb.php/68-74eb5918
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。