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ワークライフバランス観
★「ワークライフバランス」の意味★

最近は、企業の方々や官公庁の方々と、「ワークライフバランス」についてお話させていただく機会が増えています。

「ワークライフバランス」という言葉、おそらく10年前には知らない人がほとんどだったと思いますが、今では、社会人であれば大半が、そして学生にすら馴染みの深い言葉になりました。


ワークライフバランスとは、日本では、「女性活用」と同義、又は、時間外労働削減」や「成果主義の見直し」と同義で使われることが多いようです。

 ○世間一般に、メンタルヘルスの問題が深刻化している。
  当社も、問題が悪化する前に、成果主義の厳しさを緩め、
  社員が私生活も楽しめるゆとりある運営をしていこう。

 ○社員の長時間労働と過労の問題が顕在化してきたから、
  なんとか労働時間(拘束時間)を短縮できる方策を
  考えよう

 ○世の中で「女性活用」が騒がれているから、当社も時流に
  乗り遅れないよう、女性活用施策を検討しよう。
  やっぱり一番は、子育てとの両立支援かな・・・。

そのような課題認識で、ワークライフバランスのテーマに着手し始めた企業も多いのではないでしょうか。



でも、さらに広い視点でこのテーマを捉えると、その目的はもっともっと多様です。たとえば、

 -仕事以外(ボランティアやスポーツなど)で、自己実現を
  果たしたい

 -仕事と仕事以外の活動、それぞれで学んだことを相互に
  影響させながら、自分にしかできないキャリアを築き
  上げたい

 -自分の子供だけでなく、地域全体の教育に力を入れる
  ことで、次世代を担う人材をたくさん育てたい・・・

なども、「ワークライフバランス」で目指すところの一つです。


もちろんそれ以外にも、ワークとライフが一体化していて、仕事自体が自分の人生と考え、ワーク=ライフがワークライフバランスだ、という人もいるでしょう。


だから、「ワークライフバランス」が話題だからといって、

「成果主義の緩和」、「動労時間の削減」、「責任の軽減と女性保護」、「時短と在宅勤務の導入」・・・

などとすぐに結びつけるのは、少々危険だな、と、いろんな方とお話しをしながら、よく感じています。




★その会社ならではのワークライフバランスとは★

最近はどの会社でも、本当に深刻な採用難に陥っています。

そこで、なんとか大学生や転職希望者にウケの良いアピールをしようと、企業はいっせいに労働環境の整備などを検討し始めています。


いちばんドラスティックなイメージのあるIT系ベンチャーでも、「終身雇用」を標榜する会社が増えているほどです。

「IT系ベンチャーでも終身雇用を謳う時代だから我が社も・・・」と、旧来の日本型人事への回帰やワークライフバランスを主要テーマに挙げる会社も増えているのではないでしょうか。


でも、それは本当に全てが本質的なアプローチなのだろうか、と、少し心配になることがあります。


「終身雇用」を謳うITベンチャーで働く社員は、まさにワーク=ライフかのごとく、よく働いています。成果も厳しく問われます。


つまり、「終身雇用」というのは、

 「生活も大事にして、のんびり働いてください」

ということではなく、

 「あなたが自己実現をするための環境やリソースはすべて
  会社にあるから、どうぞ一生をかけて、会社に貢献して
  ください」

という意味だと、私は考えています。


だから、その会社が提供している施策というのは、もちろんメンタル・ヘルスに関するフォローなどは進んでいるとは思いますが、それよりも一番重要なのは、

 ・自分のやりたい仕事ができる
 ・やったことに対しては、正しく評価(認知)してくれる
 ・素晴らしい仲間がいる
 ・仕事とプライベートが一体化しても大丈夫な生活環境・
  職場環境を提供する

といった、「一生この会社で働きたい」と思わせる環境の整備なのだと思います。
 

それを、「終身雇用」という言葉だけに反応し、私生活重視の働き方をしたいから、という理由でその会社を選んだ人がいたら、その会社は、その人にあまり居心地のよい環境を提供できないと思います。

さらに会社側にとってみても、そのような人ばかりが集まってしまったら、それまでの文化が崩れるどころか、業務に支障をきたすことにもなりかねません。


もちろん、どんなにワーカホリックな会社でも、やはり最低限の人間らしい生活を確保する、という意味での、自由度や生活環境への配慮は必要だと思います。


でも、それよりももっと大事なのは、会社や社員が不幸にならないために、「我が社にとってのワークライフバランス」とはどういうものか、ということを、明確にしておくことだと思います。



★意味あるワークライフバランスのために企業がやるべきこと★

上記のように、ひとことで「ワークライフバランス」といっても、各企業ごとに、そのあり方は大きく異なります。


だから、今、会社として何らかのワークライフバランス施策を行っていこうと考えている企業は、まずはその目的を、もう一度確認してみていただきたいと思います。


特に明確にしなくてはならないのは、

 その施策を行うことで、会社全体をどのような風土・雰囲気
 にしていきたいのか、

どういう人材を特に惹きつけ、どんな集団としていきたいのか、
 
ということです。


そこが明確になると、上でお話ししたITベンチャーのような施策が必要なのか、もっと違った形でのワークライフバランス施策が重要なのか、といった、その会社なりの施策のあり方が見えてくるのではないかと思います。

少なくとも、方向を間違うリスクは少なくなると思います。



会社の競争力を保ちながら、社員一人ひとりが生き生きと、長く会社で働き続けるために必要なもの・・・それは、その会社なりの「ワークライフバランス観」だと思っています。



今週のささやき

こんなコラムを書いている私の生活は、今は完全にワーク=ライフの状態です。

週末には家の模様替えをし、さらに作業のしやすい環境が整ってしまいました。。。


先日ある経営者の方とお話をしていたら、都内に住む富裕層のご婦人方は、平日にランチのためだけに軽井沢まで往復するのだとか。

私たちも、早くそんなに贅沢に時間を使えるようになりたいですね、と話して締めくくったのですが、果たしてそんな生活はやってくるのでしょうか・・・?

                       (今週の文責:藤島)
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【2007/08/28 11:23】 | ■魅力ある会社を目指して | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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