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変化の時代のリーダーシップ
★これからのリーダーの役割★

世の中では、いろいろなリーダー論が論じられています。
このメルマガでも、リーダーシップについては、何度か考えてきました。

今回は、特に「変化の激しい時代」においては、どのようなリーダーシップが必要なのかということに焦点をあてて、考えてみたいと思います。

以前の、右肩上がりの安定した成長経済のもとでは、正しいことを正しくすることが求められる時代でした。
正しいことを正しく、真面目に積み上げていくことによって、顧客満足も会社の業績も拡大していきました。

ところが、最近は、 顧客ニーズの多様化や労働人口の減少、法規制の改正、加速するグローバル化など、企業を取り巻く環境変化が激しい時代となってきました。

昨日当たり前だったことが、今日は当たり前ではなくなることもあります。
昨日正解だったことが、今日は不正解だということもあります。

このような時代には、どのようなリーダーシップが求められるでしょうか?


リーダーの役割には、組織を方向付け、動かし、その結果とプロセスを検証することと、人材の育成、組織体制の構築などがあります。

変化の激しい時代のリーダーシップとして、これらのこれまでと特に変わってきたのは次の各点なのではないでしょうか。

 1.舵取り(方向付け)
  ・・・先を含めた変化を読み取り、的確に判断し、組織の進む
  べき方向を明らかにすること。

  これまでの延長上で考えるのではなく、先を予測して正しい
  判断をすることが重要です。

  また、環境が変化すれば、これまでの仕事の方法やプロセス
  も、その変化に応じて、組み直すことが必要になってきます。


 2.実行の促進
  ・・・示した方向性を、スピードをもって組織に実行させる
  こと。

  環境変化が激しいため、仮説をたてたら迅速に実行しないと、
  前提が変化してしまいかねません。

  そのためには、仕事の無駄を廃して、メンバー一人ひとりの
  生産性を上げるとともに、仮説が間違っていたら、迅速に
  修正する判断力と潔さが求められるのではないでしょうか。


 3.顧客視点の検証
  ・・・組織の活動や、提供している価値を、単に結果を検証
  するだけでなく、顧客の視点で検証すること。

  顧客のニーズも多様化し、日々変化しています。
  プロダクトアウト的に、自分たちの視点で物事をとらえてい
  ると、いつの間にか周囲の変化に取り残されてしまうことが
  あります。

  そこで、単に結果としての数値や状況を確認するだけでなく、
  顧客の立場にたって、自分たちの活動や、提供している製品
  ・サービスを見直すことも、これまで以上に必要になってき
  ました。

   
 4.柔軟なチームビルディング
  ・・・多様な人材を組み合わせ、仕事の変化に応じた柔軟な
  体制を構築すること。

  ビジネス環境が変化し、仕事のあり方が変わると、それに
  適した役割分担や人の組み合わせも変わってきます。

  また、働く人の意識も多様で、人によって異なるばかりか、
  その人自身の環境も変化し、これまでのような固定的な
  組織編制が難しくなることが予想されます。
 
  そこで、変化に応じて役割を再構成したり、外部のプロを
  含めた柔軟な体制を構築して、メンバーのモチベーションを
  高めていく・・・といった、非常に難度の高いマネジメント
  が必要になりつつあります。



このような、変化の激しい時代の役割を担っていくには、これまでの常識や現状にとらわれず、変化を求めていく意識が重要です。

特に、これまでの成功体験にはとらわれがちになってしまいますが、それを否定する勇気を持たなくてはなりません。

そこで、心に残った言葉がありますので、以下にご紹介したいと思います。
 
 
 


★不易流行★

ご存知の方も多いと思いますが、松尾芭蕉が提唱した俳諧理念・哲学です。

「不易を知らざれば基立ちがたく、流行を知らざれば風新たならず」
つまり「不変の真理を知らなければ基礎が確立せず、変化を知らなければ新たな進展がない」という説です。

しかも「その本は一つなり」即ち「両者の根本は一つ」であるとしています。


「不易」とは、変わらないこと、即ちどんなに世の中が変化し状況が変わっても絶対に変わらないもの、変えてはいけないものということで、「不変の真理」を意味します。 

一方、「流行」は変わるもの、社会や状況の変化に従ってどんどん変わっていくもの、あるいは変えていかなければならないもののことです。


これは、ビジネスの世界や、リーダーシップにも当てはまります。

このメルマガでも何度か取り上げてきましたが、変化が激しく、多様な人びとが働く時代においては、「本質的価値観」を徹底して共有することが重要です。

この「本質的価値観」こそ「不易」に該当します。

そして、環境の変化に応じて、柔軟に変えていかなくてはならないもの・・・例えば、製品・サービスのあり方や、仕事の仕方、プロセス、組織運営のあり方など、「不易」以外の全てのものは、「流行」に該当します。


変化の激しい時代のリーダーは、判断を要する場面が多くなると思います。
その時に、これまでの思い込みや成功体験にとらわれたり、短絡的な判断をしないように、「不易流行」を常に念頭に置いておきたいものです。


 
★湯王の盤の銘★

さらに時代を遡りますが、儒教の最も権威のある四書五経のひとつに『大学』があります。

その第二章に「湯王の盤の銘」として、次の有名な言葉が記されています。

 「苟(まこと)に日に新たに、日々に新に、又日に新たなり」

これは、殷の湯王の盤(顔や体を洗う水を入れるお盆)に彫られている言葉で、

 毎日毎日、新たな気持ちを持つようにしよう。
 毎日毎日、磨き続けよう。
 そうすることで日々、新たな気持ちを持ち続けていこう。

という意味だそうです。

 
湯王は、毎朝、洗顔のたびにこの文章を読んでは、初心の覚悟を日々新たにして毎日の仕事に取り組むように、自分を叱咤激励したといいます。

また、自分の体の汚れを落とすように、自分の旧来の悪い習慣を反省して除き、自分自身を新たに向上させようとしていたということです。

 
この言葉も、ビジネスやリーダーシップに当てはめることが出来ます。

まず、リーダーが大切にしなくてはならない事は、自分が仕事の方向性や目標を定め、達成されるまでの手段と対策を立案し、自らをコントロールしながら確実に目標を達成させることです。

何事も初日は、新鮮で刺激も多いものです。
ところが、毎日繰り返されるうちに、徐々に気づきがなくなり、惰性やマンネリが生じてきます。

このような惰性やマンネリに陥らず、役割を果たしていくために、常に新たな気持ちをもって、仕事をしていくことが重要です。


また、もう一つのメッセージとして、仕事や社内の習慣の汚れを落すように、これまでの仕事の仕方や常識を見直し、新たに向上させようという姿勢を持つことも重要です。

その意味で、この言葉もまた、これからのリーダーが、これまでの成功体験を否定する勇気を持って、変化を起こしていくことを喚起してくれます。



今週のささやき 
 
今月は、私にとって一つの節目となりました。
というのは、10年近く勤めたワトソンワイアットを6月末をもって退職しました。

これからは、やりたいことを追求して、より自由に働ける体制をとりたいと考え、藤島さんと同じようにIndependet Contractorとして活動していくことにしました。

自由度が高まった分、当然のことながら全てのことが自己責任となるわけで、ワクワクしたり、不安になったり・・といった日々を過ごしています。

当面は、これまでと同様に企業の変革コンサルティングをしながら、もう一つのテーマである「働く女性支援/ワークライフバランスの実現」にも取り組んでいきたいと思っています。
   

実は、最近私も徐々に守りの姿勢に入ってしまい、ワイアットを離れる決心をするのに、少々時間と勇気を要しました。

そんな時に、友達が紹介してくれた「不易流行」や「苟に日に新たに、
日々に新に、又日に新たなり」といった言葉がとても心に残りました。

時代や環境が違っても、いろいろにあてはまって、多くのことを示唆
してくれるこのような言葉こそ、「不易」なのかもしれませんね。 

                           (今週の文責:曽根岡)
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【2007/07/03 08:46】 | ■魅力ある会社を目指して | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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