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本当の「価値観」を見出す方法
★「価値観」や「本質」はどこに・・・?★

「会社や組織のマネジメントにおいては、必ず自分自身(会社や組織)が一番大切にしているもの=価値観や本質を大切にしましょう」と、このメルマガの創刊当初から何度かお話ししてきたと思います。

また今では、マネジメントやキャリア開発に関連するサイトや書籍では、どこでもそんな話が書いてあります。


今となっては、価値観やバリューといった言葉は、会社や組織のマネジメントにおいては、当然の常識となっているような気もします。


しかし一方で、個人クライアントの一人ひとりや、企業のマネージャー層の方々と話していると、その「自分が大切にしているもの」、「自分自身の価値観」がなんだかわからない・・・という話も、最近よく耳にします。


あるいは、昔は高い志や確固とした価値観を持っていたけれど、日々の目標や雑多な仕事に追われるうちに、それらを忘れてきてしまった。

昔持っていた想いやビジョンというものが、なんだか現実からかけ離れている気がして、なかなか今の自分と結びつかない・・・というケースも多いかもしれません。


「価値観」や「本質」といったものを明確にしないといけないのはわかっているが、それが何なのかが見つけられない。それらを見つける手助けがほしい・・・。

それが、マネジメントに携わっている多くの人たちの本音ではないかと、最近は思うようになりました。

どうやったら、自分が一番大切にしているものを明確にし、シンプルなメッセージに落とし込むことができるのか・・・。


なかなか難しいテーマですが、今回は、僭越ながら私自身の経験も踏まえ、ひとつのヒントとしてのお話しをしてみたいと思います。



★自分自身の経験から・・・★

実は、私自身も、しばしば本質を見失いそうな状況に陥ります。

自分では、かなり強い希望と志、ビジョンを持ってこの仕事を始めたつもりでも、日々の仕事に追われるうちに、それが何だったのか、ついつい見失いがちになってしまうのです。


そんなときに大切なのは、表面的ではない、自分自身の本心までをも深く探る自己分析だと思っています。

だから私も、定期的に、自分自身のたな卸しにたくさんの時間を使うようにしています。


そして最近も、「自分」というものを深掘りする時間を、意識的に多く設けました。


去年、新しい形態で仕事を始めて以降、これまでは、目の前の仕事に一生懸命取り組み、まずはこの形態での自分自身の実績を築き上げるために、必死に取り組んできました。

それが1年経過し、ある程度当初の目標が達成され、仕事と生活のペースも分かりかけてきて、「では次の展開は・・・」と考えようとしたとき、前に進めなくなってしまったのです。

果たして、当初の私の志、目指しているものの「本質」はなんだったのか・・・ということを、なかなか自分の中で明確にできなくなっていたのです。


「そもそもの自分」を思い出すのに、とても長い時間がかかってしまいました。


その理由は、今思えば、日々の活動の中で積み上げてきた実績や、そこから発生する様々な制約、しがらみ、現実の大変さ・・・など、いろんな「現実の課題」や「固定観念」が、自分自身の「本当の想い」というものを覆い尽くしていたからだったと思います。

でも、そのこと自体に気がつくまでにも、かなり多くの時間を要しました。


どういうことか、もう少し具体的にお話したいと思います。



★本当の「自己分析」とは★

今回の自己分析を始めたきっかけは、あるとき受けた外部の研修でした。

幅広い視点で物事を捉えてみようという、もともとはビジネスプランや業務上の問題解決を行うための思考法の研修だったと思います。


そこで目にした手法を使用し、もう一度自分自身を、幅広い観点から見直してみよう、という取り組みを行ってみたのです。


 -自分が本当にクライアントに提供したい価値は何なのか

 -自分自身が本当にやりたいことは何なのか

 -自分自身が一番大切にしないといけないものは何か・・・


そんな観点から、あえて何のフレームワークも使わずに、思いつくまま、できるだけ多くのキーワードを書き出してみました。


自分が今まで、さんざん多くの人に語り、これが大切だ、これがやりたい、といってきた取り組みの全て、です。

たとえば、女性のプロフェッショナル化や女性活用支援、企業でのプロフェッショナル養成や一人ひとりの強みを活かせる人材マネジメントシステム構築・・・。

もちろん、どれも全力で取り組みたいテーマばかりです。


でも、書き出した多くのキーワードを眺めてみても、なぜかしっくりこないのです。

どこか、本質を外している気がしました。


B4用紙にびっしりとキーワードが並んでいるのに、その、どのキーワードも魅力的に見えない・・・。焦りました。


そこでもう一度、自問自答。

自分は、自分の役割認識や自己イメージにとらわれすぎていないか、本当に大切にしているもの、本当にやりたいこと、に、嘘がないだろうか・・・。


そう考えながら、ふと、自分への質問の仕方を変えてみました。

自分自身がこれまで仕事をしてきていて、一番嬉しかったことは何か、何かを達成し、目の前がパッと明るくなるような気分になったのはいつか。

本当に嬉しくて、ついつい誰かに話したくなった経験は何か・・・。


しかもそれを、まずは文字ではなく、映像と五感で思い出すようにしてみました。


すると、それまでに紙に書きつくしていたいろんな組織・人材マネジメントに関するキーワードとは少しニュアンスの違う、もっとシンプルで、もっと自分にとっては強力なメッセージが浮かび上がってきました。


それは、目の前にいる一人ひとりの表情が見る見る明るくなる瞬間であったり、心の底から「ありがとう」と言ってもらえる瞬間だったり、そういうシンプルなことでした。


そしてそれは、思い返してみれば、自分が今の仕事に就くもっともっと前、社会人に成り立てのころからずっと変わっていない、自分自身の一番大切な価値観だということを改めて認識することができました・・・。



★自己分析を邪魔するもの★

この自分分析を行って以降は、なんだか少し、自分自身の足がしっかり地に着いているような気がしています。

自分自身の拠所を再発見した安心感と、自信・信念のようなものを取り戻したみたいです。


結局、当初の自己分析で何が邪魔をしていたのだろうか・・・。

考えた結果、「こういう職業(ポジション)の人はこうあるべき」という勝手な役割認識やイメージが、自分の本心を見つけ出す邪魔をしていたのだという結論に至りました。


コンサルタントは、難しい問題解決をミッションの第一に挙げなくてはならない、とか、いつも経営視点で全体観を持って取り組まなければならない、とか、そういうものです。


それらももちろん大切なのですが、そのような役割イメージに自分自身がとらわれすぎていたのだと感じました。

そのおかげで、もともと思い描いていた、「目の前の人、一人ひとりへの最大限の誠心誠意を込めた価値提供」という、地道だけれど一番大事な部分から、知らず知らずのうちに目をそらしていたのだとわかりました。


だから、どんなキーワードを並べても、なかなか自分自身「腹落ち」しないし、先のビジョンを立てることができなかったのだと思います。



★本当に大切な「価値観」や「本質」とは・・・★

自分自身が一番大切にしているもの・・・それは、どんなものでもいいし、本当にシンプルでいいと思います。

自分はそこそこ高いポジションに就いているから、自分自身の価値観も崇高であるべき・・・などという強迫観念は、全く捨ててよいのではないかと思います。


自分の役割に自信とモチベーションを持って取り組んでいくためには、自分自身の想いに忠実に、いちばん素直なキーワードを探し出すことが、一番大切です。

それは、自分自身が、おなかの底から納得のいくものでないと、なかなか「頑張ろう!」という気持ちにはならないからです。


だからこそ、表面的な役割イメージや固定観念にとらわれない、素直な自己分析が、どんな立場の人にも大切なのではないかと思います。


私はこれを、特に、現場のチームをまとめるマネージャー層の方々に実施してもらいたいと考えています。


最近、マネージャーのマネジメントスキルに問題意識を持ち、教育や人材の入れ替えを検討する企業が増えています。

しかし、そのような取り組みを行えば行うほど、本人たちは、会社から与えられた「こうあるべき」という一般的な管理職のイメージや固定観念にとらわれることになります。


そして、「何か違う」と、自分の本当に求めているものとのギャップを感じてしまいます。

そうするとますます、日々のマネジメントをどうすれば良いか分からなくなってしまうという状況が発生してしまうのです。



だから、まずはじっくり、これまでの勝手な役割認識やイメージ、固定観念にとらわれることなく、本人たちが本当に求める組織のあり方や部下との関係、自分自身のマネージャーとしてのあり方を、時間をかけて見直してみる必要があるのではないか・・・と思います。

マネージャー一人ひとりが「腹落ち」するような組織のあり方と、そのための自分自身のあり方を、本人自身が深く深く考えてみないと、一人ひとりの自発的な行動にはつながらないからです。



このプロセスを踏むのは、どうしても時間がかかるし、いろんな観点から見直すには、ある程度、社内外のプロの力を借りる必要もあるかもしれません。

でも、それだけの効果があるものと信じています。


急がば回れ。

マネージャーのマネジメント・スキルを高めたいな、と思ったら、まずは本人たちの、もともとの素直な「想い」を引き出すための自己分析ワークショップなどを行ってみてはいかがでしょうか。



今週のささやき

そういうえば、以前、戦略コンサルタントを経て企業された、ある経営者の方が、

「コンサルタント時代は、『この会社はビジョンがない!』と
 厳しく追求していたけれど、いざ自分が経営者になってみると、
 ビジョンを設定するのが本当に難しいというのがよくわかり
 ました(苦笑)」

というお話をされていました。


これも、「現実の様々な課題に覆われて、そもそもの目的や本質が見えなくなる現象」なのかな、と思います。

戦略コンサルタントという、経営戦略のプロ、マネジメントのプロでも、価値観や本質、ビジョンを見失いがちなのです。


だから、現場のマネージャーの方々やメンバーの方々には、定期的な自己分析の時間が、より一層大切だな・・・と、つくづく思います。

(もちろん、私も同じです。。。)

                                   (今週の文責:藤島)
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【2007/06/22 00:13】 | ■魅力ある会社を目指して | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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