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組織の活力を引き出す
★ベンチャーや若者の活動に学ぶ★

どの会社も組織も、リソースを最大限に活用して、最大の成果や結果を生み出すことが永遠の課題です。

まして、労働人口の減少が懸念される今日では、組織の持てる力をフルに引き出していくことが、これまで以上に必要になります。

そのためには、いろいろな価値観を持つ組織の構成員一人ひとりに、組織の活動に本気で取り組んでもらうことが求められます。


では、どのような組織であれば、一人ひとりが本気で取り組み、組織の潜在力を最大に引き出せるのでしょうか? 

立ち上げ期のベンチャー企業や、若者の活動のエネルギーはどこから来ているのでしょうか?

困難な状況を必ず乗り切るといった精神的な高揚や、仕事の場の勢い/スピード感はどのようにしたら得られるのでしょうか?

単に年齢的な問題なのでしょうか?

そのような活力を、私たちが属する組織でも引き出すことはできないのでしょうか?


組織には、立ち上げ期から拡大期、安定期といったフェーズがあり、それぞれの課題や適したマネジメントのあり方があります。

しかし、立ち上げ期のベンチャー企業や、若者の活動のエネルギーはどのフェーズにある組織にとっても、学ぶべきところがあるのではないでしょうか。
 


今回は、立ち上げ期のベンチャー企業のマネジメントのあり方や、若者のエネルギッシュな活動の乗りやリーダーシップをヒントに、組織の構成員一人ひとりの活力を引き出すことについて、考えてみたいと思います。




★高い志★

変化の激しい時代にあっては、どのようなフェーズにある組織であっても、先行きの見えにくい状況において、新たな価値やサービスを創出して、競争力を高めていくという意味では、立ち上げ期の企業と変わりはありません。

組織のリーダーやマネジャーの役割として、「方向性を示す」ことがあげられますが、この方向性をいかに示すかによって、メンバーのやる気が大きく違ってきます。

立ち上げ期のベンチャー企業においては、経営の判断が二転三転することは珍しくありません。

でも、組織全体の大きな目標/方向性ははっきりと示され、それが実現したら、どんなに素晴らしいかというワクワク感をメンバーが共有しています。

誰もが将来の成功に対して強い信念を持っていて、どのような困難にもチャレンジしようとする姿勢が当たり前のものとなっています。



一方、ある程度事業が成功している企業の場合、これまでのやり方を正しく続けていれば大きな間違いはないと考えがちです。

すると、これまでの延長上で仕事をすることになるので、変化に対するチャレンジや緊張感がなくなり、一人ひとりが自分の力を出し切らずに終わってしまいます。


ベンチャー企業でなくても、単にこれまでの仕事を守り続けるのではなく、市場を開拓したり、新たな価値やサービスを創出するという高い志をリーダーが示し、共有することは可能です。

ただし、成功している組織ほど、守りに走りがちで、ベンチャーのような危機感がありません。

そのため、これまで育ててきた競争力を守りつつ、さらに大きなことに挑戦しつづけようという方向性を、しつこいくらいに唱え続けることが必要です。

まずは、単に守りに走るのではなく、新たなことに挑戦するといった、ある程度のリスクをはらむような高めの目標を設定しましょう。

そして、その目標が実現すれば、

 ・顧客にとってどのようなメリットがあるのか
 ・自分が参加している会社や組織にとって、
  どのような素晴らしい状況となるのか
 ・それは自分自身にとって、どんなに幸せなことなのか

といった、ワクワク感を一人ひとりが共有できるまで、具体的にイメージできるようにコミュニケーションを繰り返すことが重要です。


同時に、どのような困難があっても、決してゴールイメージを妥協しないという覚悟を持つことも忘れてはいけません。

組織のリーダー自信が、本気でこの覚悟を持つのはもちろんのこと、ワクワク感が共有されていれば、一人ひとりが自ずから成功に対する信念を持つことになると思います。



★一人ひとりへの期待感★

ベンチャー企業においては、業務のプロセスや仕組みが未整備で、戦略や方針が二転三転します。

そのため、一人ひとりのメンバーに対する要求水準が高くなり、経験にかかわらず、ある程度の自立的な判断と実行力が求められます。

メンバーの経験や成熟度にあわせた、無難な役割分担では間に合わず、どうしてもストレッチした役割期待がなされます。


常に新たな課題に挑戦し、自立的に動くことが求められるため、そこから生じる緊張感や充実感が一種の興奮状態を作り出しています。

その結果、何事にも優先して仕事に時間や勢力を裂き、走り続けていることが当たり前になっていることが多くみられます。


 
一方、ある程度事業が成功している企業の場合、経験や成熟度にもとづき役割が与えられていることが大半です。

もちろん、十分な人材がそろっている会社で、あえて無謀な役割設定をする必要はありませんが、あまり保守的な役割設定であると成長のスピードは遅くなります。

何よりも、無理なくできることに終始することによって、本人が持てる力を出し切らずに済んでしまいます。


このような組織において、ベンチャー企業のように、一人ひとりが本気で仕事に取り組む状況を作るには、どうしたら良いのでしょうか?

人は、周囲から期待されたり、自分の持てる力を信じることができると、実際以上の力を発揮できることが多々あります。

まずは、一人ひとりの力を認知して、期待を示し、ややストレッチした役割を与えてみてはいかがでしょうか?

できない部分ばかりを心配して、可能性を否定しては何も始まりません。そんなことをすれば、本人が萎縮してしまうだけです。

高い志に基づく組織の取り組みに参加する意識を共有したら、次は、本人の可能性を信じて、実際以上の力を発揮させる・・・つまりは一人ひとりのメンバーを「乗せる」ことこそ、ベンチャー企業に学ぶ人材の活用術なのではないでしょうか。



★仲間意識★

ここまでに述べてきた、「高い志」と「一人ひとりへの期待感」が高まれば、自ずから「強い仲間意識」が生じてきます。

ベンチャー企業である種の興奮状態の中で走っている組織を見ると、その活動の中に損得といった概念は見当たりません。

実際に勢いのあるベンチャー企業でインタビューをしたときも、「時間的に、体力的にきつい」という話は出ても、「自分のほうが、彼よりも負荷がかかって損をしている」とか、「自分の役割を超えて仕事をさせられている」といった意見は、ほとんど見られませんでした。

メンバーが一人でも、自分の役割を果たせなければ、組織や事業全体としての成すべきことが遂げられないリスクがあります。

そこで、一人ひとりが自分の役割を限定せずに、柔軟性を持って相互に補い合い、組織の目的を迅速かつ確実に実現しようとする雰囲気が自然に生まれているようです。

私は、これこそ「本当の仲間意識」と呼びたいと思います。
そして、ベンチャーでなくても、どの組織にも力を最大限に発揮するために欠かせないものだと思うのです。



最後に、とりまとめると、
組織の構成員一人ひとりの活力を引き出すためのマネジャーの役割は、
 
 1.高い志を示し、全てのメンバーに
   ワクワク感を共有させる

 2.一人ひとりへの期待感を示して、
   実力以上の力を発揮させる

 3.一人ひとりが、自分の仕事に閉じた目線
   とならず、常に全体を意識して動き、
   仲間としてのサポートを積極的に行えるように導く

 の3つと言えるのではないでしょうか。



今週のささやき 
 
ベンチャーのような緊張感や充実感を維持することはなかなか困難ですが、勢いのある組織の活動に触れると、とても刺激的です。

どのようなフェーズにある組織であっても、忘れてはいけないものではないかと思い、今回のテーマに取り上げてみました。


コンサルティングの仕事をしていると、成功している大企業から、創業間が無いベンチャー企業まで、組織を知る機会に恵まれます。

たしかに、フェーズも状況も違いますが、相互に学ぶべきこともたくさんあるのではないでしょうか。

                      (今週の文責:曽根岡)


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