>> このブログに込めた想い

当ブログと連動したメールマガジンを、毎週1回配信しています。ぜひご登録ください!

  
powered by まぐまぐトップページへ
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


【--/--/-- --:--】 | スポンサー広告 | page top↑
成長し続ける会社/組織(2)
 少し前になりますが、2月8日に、同じテーマの第一回目として、「成長し続ける組織」
 とは、どのような組織かについて、考えてきました。

 ここでは、主に

 - 「会社や組織の成長/発展」とは・・・
   「将来の競争力(その会社ならではの強みや魅力)を高めていく活動( 投資)と、
   当期の利益を確保する収益の部分をバランスさせて発展していく」こと

 - 「成長し続ける組織」とは・・・
   「事業」と「人」が相互に影響を与えながら、発展し続けることのできる組織、
   そのようなメカニズムを備えている組織

 というお話をしてきました。


 今回は、この続編です。
 「成長し続ける組織」となるためには、どのようなマネジメントが必要かについて、
 考えてみたいと思います。


★組織の発展段階★

 まず、成長し続ける組織への発展段階を考えてみましょう。
 ここでは、組織の発展段階を次のように整理してみました。
 あなたの所属している組織は、どの段階にあるでしょうか?

 第1段階: 個人依存の段階
   
   スキルや顧客へのサービスの質が、特定の個人に依存していて、組織内で共有化さ
   れていない段階。

   このような状況だと、顧客に安定したサービスを約束することができず、その人が
   辞めてしまえば、これまで通りに仕事を進めることも出来なくなるような段階のこ
   とです。

   団塊の世代の退職を控え、スキルの伝承が大きな問題になっている会社の多くが、
   この段階にあるといえます。

  
 第2段階: 組織としての再現性がある段階
  
   組織のメンバーの間で、スキルが共有化されていて、チームワークによって安定し
   たサービスを顧客に提供できる段階。

   これまでのビジネスに関しては、少なくともこれまで通りにサービスを提供できる
   段階。

 
 第3段階: 組織の自律的な発展段階(成長し続ける組織)

   メンバーの一人ひとりが参加することによって、事業と人の双方が発展・成長する
   段階。

   前回定義した、「成長し続ける組織」そのもの。
   つまり、「事業」と「人」が相互に影響を与えながら、発展し続けることのできる
   組織、そのようなメカニズムを備えている組織。



★第1段階から第2段階へ★ 
 多くの会社は第1段階から第2段階にあるのではないでしょうか?
 
 第1段階の組織にとっては、個人が保有しているスキルやノウハウを共有化していくこ
 とがテーマになります。

 第2段階を目指す上での、具体的な方法としては、次のようなものが考えられます。

 1.仕組みの整備
   - ノウハウや成功例を蓄積・共有するための仕組み作り
   - どのようなスキルや行動が求められるかといった人材要件の整備
   - 求められるスキルや行動を織り込んだ評価項目の設定
 
 2.仕組みの運用
   - サービスを提供する体制(チーム)の見直し
     人の組み合わせによって、安定したサービスの提供を目指す
   - スキルのある人に対して、育成責任を明確に求める
   - 一人ひとりが自己改革の目標を立てる

 これらの方法は、具体的なだけにイメージしやすいのではないでしょうか?   


 
★第3段階(成長し続ける組織)の必要条件★

 第1段階から第2段階への打ち手が具体的であったのに対して、第3段階(すなわち成長
 し続ける組織)に到達するためには、組織運営や環境のあり方によるところが大きくな
 ります。

 そこで、まず、第3段階(成長し続ける組織)となるために、どうしても整えなくては
 ならない条件(必要条件)から考えていきましょう。


 必要条件1: 「仮説・実施・検証」のサイクルの高度化

   前回(2月8日)でもお話しましたが、事業や人が発展・成長するためには、「仮説・
   実施・検証」のサイクルが働いていることが大前提です。

   特に、会社全体で、組織全体で、個人のレベルでそれぞれにこのサイクルが回って
   いて、更にそれぞれがリンクしていることが必要です。


 必要条件2: 価値観の共有化

   このメルマガでも何度もお話してきましたが、成長する組織にとって「本質的な価
   値観」というものはとても重要です。

   会社や組織のメンバーである一人ひとりが、顧客に提供する価値を同じように認識し、
   共有することができないと、一緒に働いていても行き違いや誤解が生じてしまいます。
   そして、お互いに刺激しあいながら発展することができなくなってしまいます。

   価値観を共有すると一言で言っても、実際にメンバー一人ひとりの間に共有させることは、とても難しいことです。

   仕事の上でのコミュニケーションだけでなく、仕事を離れた場でも意見交換を重ね
   たり、ワークショップなどを定期的に行って、何にこだわるべきかを徹底的に話し
   合うことなどが必要なのではないでしょうか。

   実際に、クライアントの中には、半年に一度、終日仕事の場を離れて、あえて仕事
   とは直接関係無いようなテーマについて徹底的に話し合うことによって、お互いの
   価値観を確かめ合うことを実行している会社もあります。

    

★第3段階(成長し続ける組織)の十分条件★
 
 これらの条件を整えた上で、更にそれを後押しして、成長し続ける組織に近づくためには、
 次の3つの十分条件が考えられます。

 十分条件1: 中長期の発展と短期の収益力の切り分け

   前回もお話しましたが、会社や組織の発展・成長とは、
   「将来の競争力(その会社ならではの強みや魅力)を高めていく活動( 投資)と、
   当期の利益を確保する収益の部分をバランスさせて発展していく」ことです。

   この相反するような二つの要素をバランスさせるにはどうしたら良いのでしょうか?

   すべての組織やメンバーに、この二つの要素を同時に求めるのには無理がないでしょ
   うか?

   そこで、それぞれの組織やメンバーの役割を切り分けて、それに応じた動機付けを
   行っていくことが必要になってきます。

   たとえば、新しいビジネスを展開しようとする会社では、新たな仕掛けをする組織や
   個人が注目されて、従来の事業の担い手は、何となく阻害されているような被害者
   意識を持つことがしばしばあります。

   そこで、全社のビジョンやあるべき姿など、同じ方向に向けて全てのメンバーを動機
   付けして、その中で各人がどのような役割を担うのかを明らかにしてきます。

   新しいビジネスを手がける役割も、短期の収益性を担う役割も同じように重要であ
   ることを再確認して、いずれに関わるメンバーも尊厳することが極めて重要です。

   全体像が見えて、自分の存在意義意を認知されれば、自然とやる気が高まってき
   ます。
 
   其の上で、やりきることを求めれば理不尽な要求にはならないはずです。


 十分条件2: 「ゆとり」と「プレッシャー」のバランス

   成長するということは、それまでの方法や常識を否定して、次のステージへと進む
   ことです。
   慣性を断ち切って、発展に向けて取り組むということは、すなわち「挑戦する」こと
   になります。

   挑戦を促すには、どのような環境が望ましいでしょうか?

   おそらく、失敗を許すような「ゆとり」と、向上することを求める「プレッシャー」
   をバランスさせることではないでしょうか?

   一切の失敗が許されないと、これまでの延長上で成功の確率が高い方法をとることに
   なります。

   発展に挑戦するための失敗であるならば、ある程度許されるようなコミュニケー
   ションや評価がなければ、なかなか挑戦することはできません。

   また、向上することを求める「プレッシャー」の後押しも必要です。

   会社や上司から向上することを求められるだけでなく、同僚がチャレンジする姿から
   プレッシャーを感じることもあります。

   ただし、「ゆとり」の部分が少なくて、プレッシャーばかり高まると、ストレスが
   生じるので、このバランスをとることがとても重要なのです。

 
 十分条件3: 個人の力の共振
   有能なメンバーにとって、魅力的な組織とはどのようなものでし
   ょうか?

   いろいろな要素が考えられますが、その中でも大きいのは、そこに参加することに
   よって刺激を受けたり学びとるものがあるなど、自分が個人で行動するよりも成長
   する機会が大きくなることにあります。

   特に、一緒に働く人のレベルは重要な要素です。

   お互いに、相手の持っている力や将来の可能性を認めて、尊重し合えれば、相手の
   行くことやなすことに注目するようになります。

   その上で、自分とは違うタイプや違うバックグランドを持つ仲間と一緒に仕事をする
   ことによって、お互いに刺激を与え合うことができます。

   そのためには、もちろん、チーム内で自由な議論と検討がなされることが重要だと
   思います。

  


★さいごに★

 成長し続ける組織の5つの条件は、組織のメンバーの雇用形態に関係なく、これからの
 人材マネジメントの基本として実現可能のものだと思います。

 今後、会社と個人の関係がどのように変化しても、これらの環境を整えることによって、
 事業と人が継続的に発展できる好循環を生み出せれば、何よりです。

  そのために、まずは、あなたの組織で、今できることから手がけてみてはいかがで
  しょうか?
 
 
 
今週のささやき  

 いろいろなテーマで組織を考えてみるのですが、いつも「仮説・実施・検証」のサイ
 クルであったり、「本質的な価値観」であったりと、結局は同じようなところにたどり
 着いてしまいます。

 「もしかしたら、これが組織の原理原則なのかな・・?」などと、改めて思ったりも
 しています。


                            (今週の文責:曽根岡)


スポンサーサイト
【2007/03/11 18:43】 | ■魅力ある会社を目指して | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
<<真に理解するために | ホーム | ネットワークの作り方>>
コメント
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
http://consultant2.blog68.fc2.com/tb.php/40-d750f45c
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。