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社内マーケティング
★変革を進める上での最初で最大の難関★

 改めて、のお話になりますが、私たちは普段、様々な会社の変革の
 お手伝いを、組織・人材という観点からさせていただいています。

 その代表的なものは、

  人事制度改革や組織変革といった、目に見える制度・組織の変更

 あるいは、

  ビジネスリーダーや現場リーダーの育成・活性化

 という施策です。


 また、タイミング的には、新たなビジョンを設定した場合、
 会社の戦略を大きく転換する場合など、社員の意識や組織の動きを
 大きく変えたい場合が多いと思います。

 つまり、ほとんどの場合、

  今まで評価されていた取り組みや行動がそれほど評価されなくなる

 とか、

  今まで社内の常識だった考え方や価値観を変える必要が出てくる

 というように、社員にとっては比較的大きなストレスがかかってくる
 ケースが多くなります。


 そこで、非常にしばしば遭遇するのが、新たな施策、特に新しい
 人事制度を導入する段階においての、社員からの大きな反発です。



 新しい価値観や考え方を受け入れる必要のある場面では、反発や混乱
 というのは、多かれ少なかれ出てくる反応ではあります。

 自分の中で何らかの葛藤を覚え、それを自分なりに処理していくこと
 で新たな考え方に馴染んでいく、というプロセスは、変化を
 受け入れる上で必ず必要なことです。


 この社員の反発というのは、いつも最初にして最大の難関というくらい、
 私たち変革を支援する立場の者にとっても、非常に大きなプレッシャー
 のかかる、乗り越えなくてはならない壁です。



 ただ一方で、いつも遭遇する難関とは言っても、避けられる部分が
 あるのも事実です。

 社員の反発や社内の混乱をできるだけ必要最小限に抑え、スムーズ
 に変革を進めていく方法があるのに、ついついそれをおろそかにして
 しまうことによって、後で大変な目に遭ってしまう・・・。

 制度改革、組織改革を進める企業のほとんどは、そのような事態に
 一度は陥ったことがあるのではないかと思います。



★「取り残され感」、「置いてけぼり感」★

 全社の動きを大きく変えようとするとき、人事機能を担う立場
 としては、まずは人事制度を整えよう、教育体系を整備しよう、と、

 「どんな施策を導入するか」

 という点を重点的に検討します。

 (その時点で、私たちコンサルタントに声がかかる、というのが通常の
  プロセスだと思います。)


 そして、いざ制度設計に入ろう、ということになるのですが、ここに
 落とし穴があります。

 しっかりとした制度や仕組みを構築しようとすると、完成までには、
 どうしても数ヶ月~長くて半年、一年くらいはかかります。

 その間、経営や人事としては、必死に議論を尽くし、検討を進めている
 わけですが、ついついやってしまうのが、「社員を置き去りにする」
 ということです。


 「会社を変えます。新しい制度を導入します」

 と宣言したあとは、施策が完成するまで、あまり社員に情報が開示
 されないのです。


 「不確定な情報を流すと、逆に社内が混乱するから」という考えも
 あり、それはそれで最もなことです。


 でも社員からしてみると、

  自分達の知らないところで、自分達とは遠い存在の人たちが
  勝手に作った制度

 ということになり、それではなかなか受け入れられなくて当然だ、
 ということになってしまうのです。


 効率的に制度設計を進め、早く形にして社内にオープンにしたい、
 との思いで、ときに休日返上で作業をしたとしても、そういう
 「陰の努力」はなかなか伝わらず、

 「取り残され感」、「置いてけぼり感」だけが社員を包む結果と
 なってしまいます。

 それが、制度導入時の大きな反発や混乱の一番の原因なのです。



 ではどうするか?

 それは、できるだけ早くから、社員を巻き込み、意識を高めておく
 ことが重要なポイントとなります。



★社内マーケティング★

 新しい制度や仕組みを導入し、最終的には人材や組織のマインド改革、
 行動改革を実現する上では、できるだけ早い段階からの社員の巻き込み、

 つまり、

 「社内マーケティング」

 の概念で、様々な発信を行っていくことが重要です。


 たとえば新しい商品やサービスが発売されるとき、発売元の企業は、
 モニターを募ったり、CMをうったり、また、クチコミを広げたり
 など、様々な手法でマーケティングやプロモーション活動を行います。

 そのように様々に露出を増やし、発信することで、消費者の期待や
 関心を高め、「ちょっと使ってみようかな」という気にさせます。


 人事制度や育成施策も同じです。

 そのコンセプトや開発者の想い、メリットや効果などを、様々な
 アプローチで何度も発信し、社員の関心や期待を高め、
 「ちょっと活用してみようかな」という気にさせる、という活動が
 必要なのだと思います。


 言われてみれば当たり前でも、社内の取り組みに関しては、ついつい
 このマーケティング活動をおろそかにしてしまうのが現状です。

 以下に、「社内マーケティング」のヒントをご紹介したいと思います。


 ◆“味方の輪”を徐々に広げる

  新しい制度をスムーズに導入するうえでキーとなるのは、
  「いかに沢山味方がいるか」ということです。

  味方というと誤解があるかもしれませんが、経営や人事の取り組みを
  好意的に捉え、現場にポジティブな働きかけを行ってくれる社員、
  という意味です。

  このために有効な施策の一つとして、「サウンディング・ボード」
  の開催があります。

  「サウンディング・ボード」とは、社員の代表者に集まってもらい、
  制度のコンセプトや内容に関して意見をもらう場です。
  これを、できるだけ早い段階から、何度も開催します。

  制度について社員からフィードバックをもらう、というのも一つの
  目的ではありますが、この施策の大きなねらいは、

  設計プロセスを共有し、「自分たちの意見も聞いてくれている」と
  いう実感を社員に持ってもらうことで、一人でも多くの味方を形成
  するということにあります。

  他にも方法は沢山ありますが、とにかく、社員との接点を増やし、
  一人ひとりが意見を言いやすい場をコーディネートする、という点
  が重要なポイントとなります。


 ◆リアルとバーチャルを組み合わせる

  上記のような意見収集の場はとても大事ですが、現場業務が忙しい
  中で、何度も社員に集まってもらうのは現実的に無理があります。

  そこで重要なのが、リアルとバーチャルの組み合わせ、つまり、
  イントラネットやメールの活用です。


  社員の巻き込みが上手くいっている会社は、定期的に社員にメルマガ
  を配信したり、社長が社内ブログを持っていたり、社内ポータルや
  SNSが活用されていたりと、ITの活用が進んでいることが多い
  ようです。

  露出が増え、目にする機会が多ければ多いほど信用や関心が高まる、
  というのはプロモーションの原則なのではないかと思いますが、
  そのようなキャンペーンを、社内の制度にも活用するのです。


  とにかく社員に、プロジェクトが順調に進んでいることが常に見える
  状態にしておくことが、大事なポイントです。


 ◆イベント性、ゲーム性を持たせる

  ITを活用するといっても、実際のところ、社内ポータルが
  上手く機能している会社は、それほど多くないようです。

  情報を発信したり、意見を書き込める掲示板を設置したりしても、
  社員からのアクセスが少なくて盛り上がらない・・・という悩みを、
  多くの会社が抱えているようです。


  そこで一つの方法として有効なのは、
  「イベント性、ゲーム性を持たせてまずはアクセスを集める」
  という工夫をすることです。

  掲示板に意見を書き込んだり新しい提案をするごとにポイントが
  溜まる仕組みを設ける、とか、

  制度の名称募集など、アイディア募集キャンペーンをサイト上で
  行う、など、

  社員が定期的にサイトを覗きたく仕掛けを上手に盛り込むのです。
  各種プロジェクトへの人材募集情報を載せるなども一つですね。


 以上のような手法を用いながら、できるだけ早いうちから社員を
 巻き込み、社員を味方につけて制度改革を進めていくことが、
 制度導入をスムーズに進めていく上では外せないポイントなのです。


 当然、通常のプロセスよりも時間や手間のかかることではありますが、
 それを踏まえて、最初の段階からスケジュールを設定することが
 求められます。


 急がば回れ。

 これから制度改革を考えていらっしゃる方は、少しじっくり、
 設計プロセスのプランを立ててみてはいかがでしょうか。



今週のささやき

 今回お話した内容は、インディプロスのホームページでも、
 少し解説をしています。

 http://indipros.com/guide.php
 (ページの真ん中あたりにあります)


 「組織変革ピラミッド」という形でご紹介していますが、やはり、
 組織変革をスムーズに進めていくためには、制度構築や人材育成は
 もちろんのこと、

 社員をいかに巻き込んでいくか、という
 「コミュニケーション・デザイン」が重要だ、という想いを、
 そのまま事業体系として組み立てました。


 コミュニケーション・デザインは、今も、とあるクライアント先で
 実践中ですが、まだまだ試行錯誤をしながら、より効果的、実践的
 な取り組みを作り上げている最中です。

 またこの場で、成功例としてご紹介できれば・・・と考えています。

                               (今週の文責:藤島)





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【2008/11/25 18:01】 | ■魅力ある会社を目指して | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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