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創造性を発揮する
★ビジネスにおける創造性とは★

人のレベルを測る指標にはいろいろありますが、特に価値(成果)を生み出すための行動(コンピテンシー)を活用することがしばしばあります。

ワトソンワイアットでは次のようにそのレベルを設定していました。

レベル1: 部分的、断片的なレベル
       ・・・言われたことをやっている
          上司・先輩に報告し、指示を受ける
レベル2: やるべきことをやるべき時にするレベル
       ・・・普通その状況だったら誰でもそうするだろうという
          行動を主体的に行っている
レベル3: 明確な意図・判断に基づくレベル
       ・・・その状況でできる複数のやり方から、状況を判断し、
          最も適切なやり方を選択し改善を加えている
レベル4: 独創的な工夫を加えたレベル
       ・・・成果イメージに基づき、工夫を加え、状況そのもの
          を克服・創造・変革しようとする行動をとっている

 
問題を次々に解決し、確実に成果に結び付けているハイパフォーマーは、このレベル4の人たちです。

ここでのキーワードは、「独創的」「工夫」「創造」「変革」です。
つまり、前例や制約条件にとらわれず、独自の解決方法を自分で考え、実践し、確実に実行していくことです。
 
それには、様々な能力(コンピテンシー)が必要ですが、中でも、「創造性」は不可欠です。

ハイパフォーマーの共通点は、「創造性」だと言っても良いかもしれません。


 

では、「創造性」とはどんなことなのでしょうか?


 
「創造性を持ちましょう」と言うと、新しいものを作ったり、新しいやり方をすることが目的になりがちです。

でも新しくさえあれば良いのでしょうか?
 

そうではなくて、より大きな成果や価値を生み出すために、制約条件や状況にかかわりなく、最善の解を描いたり、実行する・・・これがビジネスの世界のおける「創造性」です。

「新しい」ということ自体に意味があるのではなくて、

 ・ 既存の商品では、競争に勝つことができない
 ・ これまでのやり方や構造では、目的が達成できない
 ・ 過去の延長線上では、現状の問題を解決できない

このような現状に危機感を持って、新しい発想や工夫によりブレークスルーしていくことが、仕事の場における「創造性」の発揮です。




また、仕事における全ての場面で新しい発想や工夫がなくてはいけないわけでもありません。

次にあげる基本的な問題解決の3つのステップのどこかで、「創造性」が発揮されれば、現状をブレークスルーしたり、新しい価値を生み出すことが可能です。

 
 ◆課題の認識・・・発見した問題の新しさ
    誰も気付いていない「問題」や「課題」を、人よりも早く発掘する

 ◆解決策・解決案の策定・・・解の新しさ
   既成概念にとらわれず、新しいサービスや商品、問題の具体的な解決策や
   新たな業務プロセスなど、既存のものとは違う新しい価値を具現化する

 ◆実行の方法・・・手段・方法の新しさ
   目的や問題解決を実現する際に、従来のやり方や前例にとらわれずに、
   独自の工夫をもって実行する



 
このように考えると、ビジネスの世界での「創造性」とは、単なる思い付きや勘ではありません。

(1)明確な意識と、(2)徹底した思考、(3)柔軟な発想 からなるものです。

「創造性」というと生まれ着いてのセンスによるといったイメージがありますが、ビジネスの世界では、ある程度開発可能な能力です。

なぜなら、ビジネスの世界における「創造性」を構成するこれらの要素は、いずれも開発可能だからです。


そこで、この3つの要素について、さらに考えてみたいと思います。



★「創造性」の3要素・・・(1)明確な意識★

4レベルのコンピテンシーを発揮しているハイパフォーマー(創造性を発揮している人)に共通に見られのは、明確に目的の達成、問題の解決をし、より大きな結果を生み出そうとする意識です。

ここに、ハイパフォーマー・インタビューで確認された特徴的な意識をいくつかご紹介します。


  ◆ 「不可能なことはない」という意識

    どんなに困難な問題に直面しても、「解けない問題はない」「できないことは
    ない」という前提で取り組んでいます。

    「必ず目的を達成できるはずだから」、「問題を解決できるはずだから」 
    どうやって実現するかを考える・・という姿勢がとても強いのが特徴です。

    一般に、困難にぶつかったり、今までと違うことを求められると、
    できない理由を並べる人が多いように感じますが、これら人たちは
    当然、できない理由や言い訳を述べることは、まずありません。



  ◆ 「前向き・チャレンジング」な意識

    「不可能なことはない」という意識に通じますが、失敗を恐れず、
   あえてできそうにないことや困難なことに挑戦しています。

   むしろ、困難な状況を楽しんでいるようにさえ見えます。

   その根底には、失敗を恐れない姿勢が見られました。

  

  ◆ 「相手の期待を超える」という意識

   上司や顧客から求められたことを達成しようというところに視点を
   留めません。

   相手が求めていることを超えて、より大きな価値、根本的な問題解決を
実現しようとする意識をもって行動しています。

   結果として、今までにないような価値や解決策が生まれ、上司や顧客の
    期待以上の結果に結び付くことが多いように見受けられました。



  
★「創造性」の3要素・・・(2)徹底した思考★

「創造性」を発揮するためには、とことん考えること、徹底した思考が必要です。
ありとあらゆる可能性を考えていく中で、答えが見つかる瞬間があります。

ここでも、ハイ・パフォーマーの特徴をご紹介したいと思います。


  ◆ 知的怠惰を回避する

   経験が長くなると、思考のパターン化を行う人がよくいますが、
   「創造性」を発揮するには、ゼロからありとあらゆる可能性を考えるような
    アプローチが必要です。

    また、事例をそのまま参考にして、自分自身で考えることを放棄するような
    ことはありません。

    あくまでも自分自身でとことん考え、最適解を追求しようとする姿勢が
    あってこそ、「創造性」が発揮されます。


  ◆ 一つの答えに満足しない

    えた結果、新しい解を得られたとしても、それで満足しません。
  
    常に一つの答えに留まらず、他に可能性がないかを考えています。

    そこまで考えに考えて、ひねり出すことによって、今まで気付かな
    かったような解や方法が見えてくることがあります。

    これも、「創造性」の一要素といえるでしょう。



★「創造性」の3要素・・・(3)柔軟な発想★


最後に、「創造性」といえば、誰もが考える「柔軟な発想」について整理しておきます。

あなたは、「柔軟に発想してください」といわれて、できますか?
難しいですよね。

 
ここでは、いくつかの要素に分けてとらえておきたいと思います。


  ◆ 常識や思い込みを否定する

    まず、これまでの「常識」や「思い込み」をとことん疑って見ましょう。
  
    そこから、新たな問題に気付くことがよくあります。

    また、常識や思い込みをはずすことによって、おのずから新しい方法や
    価値が見えてくることもあります。

 

  ◆ 自らに枠を作らない

    私たちは、専門性や職種、役割や職位などによって、自分のなすべきこと、
    できることの範囲を限定してしまいがちです。

    でも、自分の守備範囲を限定してしまっては、新しい価値や方法を創造する
    のは困難です。

    ハイパフォーマーは、自分の守備範囲を超えて働きかけたり、協業する
    体制を作ったり、場合によっては、自分自身が必要なスキルを修得したり
    しています。

    自分ができることの範囲の中で考えるのではなくて、新しい価値や解決策を
    つくるには、何が必要か・・という視点で考える人がほとんどでした。



  ◆ 知識・経験を使いこなす・・・アナロジーと洞察

    知識や経験に縛られて、固定観念に陥ることは避けなくてはなりません。

    でも、知識や経験を活用することは大事です。

    ハイパフォーマーの方たちは、自分の知識や経験だけでなく、他の人との
    接点から、他者の経験まで取り組んで活用しています。

    問題は、いかに活用するかです。

    彼らは、知識や経験に基づき、アナロジー(類推)や洞察を駆使して、
    本当に必要なもの、真の解決策を模索しています。



  ◆ 既存の価値や方法を組み合わせる

    また、「創造性」というと、新しいサービスや商品など、世の中に
    存在しない全く新しいものをゼロから創る・・と考えがちです。

    本当に、全く存在しないものをゼロから創らなくてはならないのでしょうか?

    いいえ、違います。

    今の時代、多くの人の工夫によって、さまざまな価値や解決策が既に
    存在します。

    全く違うもの同士を組み合わせるだけでも、新しい価値や解決策が
    生まれます。

    むしろ、全くのゼロから創られるものよりも、今までにない発想で
    組み合わせることの方が、より現実的に解を導きやすいかもしれません。




       *     *     *     *



このように、「創造性」を3つの要素に分解し、それをさらに細かく見ていくと、何を意識して、どのようにしたら「創造性」を発揮できるかが見えてきたのではないでしょうか?

ただ、「創造性をもて」といわれても、なかなか困難ですが、ハイパフォーマーの特徴の一つずつでも、意識して実行することによって、「創造性」を身につけることができるのではないかと思います。

最初は真似てみるのでもかまいません。

そのうち、徐々に自分のスタイルとなり、気がついたら新しい価値や解決策を生み出しているのでないでしょうか。

 
     
今週のささやき  
 
いつものことながら、ハイパフォーマーの方々のインタビューからは多くのことを教えられます。

違う業種や違う立場であっても、どのハイパフォーマーにも共通に見られる特徴がいくつもあります。

まさに業種、立場をまたがっての普遍的なロールモデルと言っても良いかもしれません。


彼らの行動を分析して、部分的にも真似てみる・・・そうすることによって、少しずつ近づくことができるのではないでしょうか。

私も、彼らの行動を知識として学ぶだけでなく、真似ながらでも、自分自身の行動に少しでも取り込んでいきたいと思っています。
  

                                 (今週の文責:曽根岡)


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