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【「今の自分」を極める】
●「プランニング」の必要性

 最近、いくつかの場で、キャリアに関するセミナーを行ったり、コンサルティングを行った
りしています。

 そこでは、みっちり、たっぷり、「自分らしいキャリア」を築いていくために必要な思考法
や行動についてお話しています。


 たとえば・・・

  ・目指す姿をできるだけ鮮明に描いてみること
  ・できるだけ具体的にアクションプランを描くこと
  ・自分自身の強み・弱みを正しく認識すること
  ・目標に向けて、着実に学び、成長する姿勢をもつこと
  ・運をつかむために、自分から「仕掛ける」こと・・・


 これらは、自分の目指す将来像を実現していく上で、本当にどれもとても重要なことです。
いわゆる「自分戦略を描く」ということです。


 何をする上でも、「仮説-実施-検証」のサイクルを回していくことが大切であるように、
自分のキャリアについても、まずはしっかりプランを描き、それに基づいてしっかり行動する
ということが、とても大切なのです。


 ・・・といいながら、この考え方は、少し上級編の考え方でもあります。


 実はその前に、自分自身がしっかり成長し、望む姿に近づいていくためには、どうしてもや
らなくてはならない基本事項があるのです。

 それが、「『今の自分』を極める」ということです。



●プロの第一歩は「今の自分」を極めること

 いくら先々のことを考えていても、今の自分がしっかりしていなければ、砂上の楼閣です。

 足元がおぼつかないまま前に進んでいても、自分の目指す将来像に向けて、着実に成長を遂
げることはできません。
 いつも心に不安や不満が募り、自分自身の能力や進むべき道に、なかなか自信・確信が持て
ないからです。


 ということで、何よりもまず大事なのは、「今の自分」を極めることなのです。


 何かの分野で、本物のプロとして活躍していくためには、知識やスキル、思考法、その他の
ノウハウや経験など、大切なことが沢山あります。

 でも、一番大切なのは、その根底にあるマインドセット(つまり「プロフェッショナリズム」)
が一番大事だと、私は考えています。


 その「プロフェッショナリズム」とは、どのような仕事をしても、どのような環境にいても
常に自分らしい価値を出そうとする気持ち。
 つまり、いつでも変わらない、それこそ自分自身の、プロとしての「本質」のようなもの
です。


 そうだとすると、「今の仕事はつまらないから」とか、「今の仕事は自分に合っていないか
ら・・・」と手を抜いている場合ではありません。

 たとえ今、納得のいかない環境や状況に置かれているとしても、とにかく「今の自分」を極
め、自分なりのプロフェッショナリズムを確立していくことが、本物のプロになるための第一
歩なのです。



●「今の自分」をしっかり分析してみる

 今の自分を極めるためには、まず、「今の自分」がどの程度のプロフェッショナル度を有し
ているか、を正しく把握する必要があります。


 私がセミナーやコンサルティングを行うときには、まず、3C分析の視点で自分を振り返って
みることをお勧めしています。
 これはまさに、今の自分がどれだけのプロフェッショナリズムを備えているかを知る、もっ
とも手軽な方法です。


 実際には、もう少し具体的なチェックポイントをご提示しているのですが、ここでは、さわ
りだけ少しお話してみたいと思います。


  ◇まず大事なのは顧客視点(Customer:顧客)
   どのようなプロフェッショナルでも、まず大事なのが顧客視点です。
   日々真剣勝負を強いられるスポーツ選手でさえ、「ファンに喜んでもらえるように・・・」
   という言葉を口癖のように言っていますよね。

   とにかくどのような状況でも、まず「顧客を第一に」というのが口癖になるくら
   い、顧客視点を自分の中に徹底することが必要です。

   あなたは、どれだけ「顧客のために」仕事をしていますか?


  ◇プロは自分自身を律する(Company:自社=自分)
   2番目は自分自身の視点です。
   自分自身が一番働きやすい環境を整え、心配事をなくし、体も健康に保つ。そういう
   セルフ・ケア、セルフ・マネジメントができてこそ、プロとしての価値を出すことがで
   きます。

   あなたは、自分自身をちゃんとコントロールできていますか?


  ◇自分の市場価値を知る(Competitor:競合=ライバル)
   最後はライバルの視点です。
   自分自身は、実際のところ世の中でどのくらいのレベルなのか。自分のライバルは世の
   中にどのくらいいるのか、といった、自分の立ち位置を客観的に把握することも、プロ
   としてはとても大切です。


 これらは、前々回からお伝えしている「ありのままの自分を知る」、「謙虚になる」という
ことにも通じます。


 まずは今の自分を見つめなおし、「今の自分」を極めるためには何が必要なのか、考えて
みましょう!


今週のささやき                         

 「今の自分を極める」。言われてみれば、普通のことだと思います。

 でも、日ごろの私自身を振り返って考えてみても、これをいつも念頭において行動すること
は、実はとても難しいことだと思います。


 気づけば今の状況や環境に愚痴を言っていたり、少し忙しくなると、ちょっとは手を抜いちゃ
おうかな・・・、と思ってしまったり。


 ただ、「今の自分を極める」ということの大切さを認識し、3C分析などを用いながら、とき
どき自分自身を振り返ってみるだけでも、日ごろの行動に、随分と違いが出てくるのではない
かと思います!


                                               (今週の文責:藤島) 


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【2006/07/30 08:59】 | ■個人の進化・成長に向けて | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
【誇り高い組織をつくる】
 前回の、『ありのままの自分を知る』を改めて読み返してみて、「そうだよねぇ・・・」
とつくづく共感しました。

 何に共感したかといえば、「自信」と「謙虚」というキーワード、それは、私たち個人の一人
ひとりの成長に重要なだけでなく、魅力ある組織をつくり、組織全体で成長していく上でも、
とても重要なキーワードだということです。


●成長する組織に一番大事なものは・・・?

 会社や組織を、成長し続けるチームに作り上げようとするとき、まず第一に大切なのは、
会社や組織の求心力です。

 これまでのメルマガで、会社や組織の求心力を高めるには、組織も個人も、「本質」を明確
にし、それを追求することが大切、というお話をしてきました。


 実は、求心力を高め、メンバー一人ひとりが真剣に仕事に取り組み、成長を続ける組織にして
いくためには、「本質」を明確にするとともに、もう一つ必要なことがあると、私は考えています。


 それは、会社や組織としての「誇り(プライド)」を持つということです。


 つまり、組織のトップやそのメンバー一人ひとりが、

 「自分たちは、他社のどこにも負けない質の高いサービスを提供している」
 「自分たちは、トップクラスのプロフェッショナル集団である」
 「自分たちは、他のどの組織にも負けない、最高の仲間たちである」

 と本気で信じ、自信を持ってこれらを社内外に発信できるかどうか・・・。

 それが、会社や組織の求心力を決める、最も大切な要因の一つだと、私は考えています。



●「誇り高き集団」にすることの意味

 このような自信や誇りを持った集団に身を置くことは、私たち個人にとっても、とても意味
のあることです。

 まず一つは、意識の高い人とともに仕事を行っていくこと自体が、自分自身の成長につながり
ます。
 また、お互いに切磋琢磨して、より質の高い成果を追求していくことで、自分の行っている
仕事にも自然と自信や誇りが持てるようになります。


 そして、メンバー一人ひとりが、自分自身の成長や意識の変化を肌で感じるようになると、
自分にとってのその組織の重要性を実感するようになり、組織への愛着やロイヤリティが、自
然と高まってくるのです。


 また、一人ひとりがそのような「誇り」や「自信」を持ち始めると、その名に恥じないように、
常に質の高い仕事をしようと、一人ひとりが努力するようになります。

 こうして、「誇り」や「自信」を持った組織は、自分たちの力で、より誇り高い組織へと、
自己成長していくのです。



 そう考えると、「自分たちがいかに誇り高い集団か」ということを、社員に、そして社外にも
しっかりと明確に示していくことが、マネジメントの役割として、とても重要になってくると
思います。



●「謙虚さ」とのバランスをとる

 上に書いたように、組織としての「誇り」を作り出していくことは、マネジメントを行う上
では必須の要件だと思います。

 でも一方で、注意しなくてはならないのが、誇りを持ちながらも、「尊大になってはいけ
ない」ということです。


 「自分たちは素晴らしい」、「自分たちに追随できる人や会社はいない」などと信じ込んで、
外の世界に目を向けないでいると、変化の激しい現代ですから、あっというまに世の中に取り
残されてしまいます。

 「誇り高き集団」だったはずが、あっという間に、「浮世離れした世間知らずの集団」に
なってしまう危険性があるのです。


 そこで組織をマネージする立場として忘れてはならないのが、「誇りを持ちつつ、謙虚であり
続ける」こと。

 言い換えれば、「自信を持ちながらも、どこかに自信のなさも持ち続ける」ということかも
しれません。


 世の中のライバルたちは今、どのような状態にあるのか。自分たちは、本当にそのような
ライバルたちと比べて、優位性を保てているのか。

 そういう「自分たちの立ち位置」を、全く客観的な目で、謙虚な目で常に把握しておくことも、
とても大切だと思います。

                        * * * * *

 社内外には、誇りやプライド、自信を強力に発信しながら、自分の中では常に謙虚になって、
自問自答を繰り返す・・・。

 なかなかセルフ・マネジメントが大変ですが、誇り高く、成長し続ける組織を作っていく上
では、とても大事な行動(気持ち)なのではないかと思います。


今週のささやき

誇りやプライド、自信・・・。

 必要だからといっても、なかなか一朝一夕で形成できるものではないですね。


 特に、最近の若者は冷めているとか言われていますから、その人たちの気持ちを熱くし、
誇りを呼び起こすのは、とても難しいことかもしれません。

 また、人の気持ち(マインド)の根深い部分を掘り起こすわけですから、通り一遍の制度や
仕組みだけでは、どうにかなるものでもないかもしれません。


 でも、これは私の経験や実感でもありますが、まずはとにかく時間をかけることをお勧め
します。

 組織としても、個人としても、自分(たち)の「誇り」を見出し、常に誇り高い自分を意識
して行動する。

 そんな日々の積み重ねが、一番大切なのかな、と思います。


 暫く続けていると、いつの間にか、自分たちの心の中に「誇り」が芽生えているのに気づく
と思います!


                                     (今週の文責:藤島)


【2006/07/20 23:07】 | ■魅力ある会社を目指して | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
【ありのままの自分を知る】
1.等身大の自分                        

● あなたは自分が自信家だと思いますか? 
それとも、どちらかというと謙虚な方だと思いますか?

  仕事をしていく上で自分なりの信念を抱き、自信を持って取り組むことは実に大切です。
自信を持って仕事をしている人は、周囲に信頼を与え、見ていて安心感があります。

  一方、「能ある鷹は爪を隠す」というように、自分をひけらかすことなく、常に謙虚でいる
ことを美意識としている日本人も多いと思います。

  どちらもそれぞれの人の価値観や個性であって、善し悪しの問題ではないことは言うまでも
ありません。


● ただ、仕事の上で成長し続けていくためには、ありのままの自分、等身大の自分自身を正しく
知ることが必要ではないでしょうか。

  意識して、自分の強みや弱みを正しく知れば、さらに自分の力量よりも一段上の取り組みに
チャレンジしたり、逆に弱みを改善したり克服するための努力を行うことが可能になります。

  そして、こういった取り組みが、仕事をしていく上での成長につながります。


● ところが、もったいないことに成長の機会を逃しているのではないかと思うタイプが二つ
あります。
それも、実際にコンサルティングの仕事の中で、多くの方にインタビューする機会がありますが、
この二つのタイプに該当する人が意外と多いのです。

一つ目は、実際以上に自分を大きく見せようとするタイプ。

   知らないことも知っているように振舞うと、素直に聞くことによって学ぶ機会を失って
   しまいます。

   できないことをできるように見せかけたり、表面的なコミュニケーションのだけで「でき
   そうな雰囲気」を作り出して過ごしている(私たちは、これを「前さばきのうまさ」と
   呼んでいます)と、仕事のあらゆる局面で無理が生じ、身の丈のチャンスや学ぶ機会を
   失うことになります。

 二つ目は、逆に過度に謙虚になっているタイプ。

   このタイプは、確かに控えめで、自分に厳しいように見えますが、実は仕事を楽に
   済ませている場合もあります。

   つまり、「自分はこの程度だ」と控えめに考える結果、常にできることだけに終始して
   しまい、成長に向けてチャレンジする機会を失ってしまうのです。


● そこで、冒頭の質問に戻りますが、自分が自信家だと思うのであれば、時には自分の弱みや
足りないところを振り返って、さらに成長・改善するためにはどうしたらよいかを考えてみま
しょう。

  逆に、謙虚な方だと思う人は、人に対してのコミュニケーションは謙虚なままで構いませんが、
自分自身の中では、遠慮することなく強みや優れているところを認めてあげましょう。
そして、それを伸ばすための取り組みに積極的にチャレンジしましょう。



2.自分を知るために

● 自分を冷静に見つめて、等身大の自分を知ることは、上の二つのタイプにも見られるように、
極めて難しいものです。

  意識して見直さないと、なかなか自分を客観的に見ることはできません。
誰でも、つい自分を過大評価したり、あるいは弱みや欠点から目を背けたくなったりします。 
もちろん、私もそうです。


● 自分を知るためには、まず 自分は何ができて何ができないのか、何が得意で何が不得意
なのか、自分の思考や行動にはどんな特性(強みや弱み)があるのか、を一度じっくりと考えて
みませんか?

  その時、自分の目線だけで考えると、なかなか客観的に見ることができません。

  そこで、少し高いところから自分を見下ろしたり、外からの視点を想定して、(つまり、
他の人からはどのように見えるかを想像して、)自分のどこが優れているのか、何が足りないのかを
考えてみましょう。

  また、上司や同僚のアドバイスや指摘は、耳が痛いこともありますが、あえて「貴重な情報源」
だとポジティブに受け止めましょう。
意外と自分を知るのに役立つことが多いものです。

● その上で、自分の真の姿を見極め、それを認める勇気を持つこと、これが将来の成長への
道のりの第一歩だと私は考えています。



今週のささやき   
                      
  毎回、偉そうなことを書いているような気もしますが、実は私自身が悩み、感じていること、
そんな中でようやく気づいたこと、反省していることばかりです。

 「自分を知る」ことも本当に難しいと感じています。

  仕事がちょっとうまくいくと、気持ちがハイになって自信が出てくるかと思えば、調子が悪いと
ブルーになって、自分がとてもちっぽけに思えてきたりします。
そんなだから、とても自分を冷静に知っているとはいえません。

  私の勤めているワトソン ワイアットでは、年に2回、ピア・レビュー(一緒に仕事をした
メンバー同士が相互に評価しあう仕組み)があって、社長とのフィードバック面談があります。

  同僚からの指摘や、社長からの指摘には、耳が痛いことも多いけれど、一方で勇気づけられる
こともたくさんありました。

  たしかに、厳しい指摘には、ちょっと落ち込んだりします。
でも、後になって考えると、中傷や批判ではなくて、冷静な意見として言いにくいことを指摘して
くれるのは、実は本当にありがたいことだと気づくのです。


                                          (今週の担当: 曽根岡)  




【2006/07/14 02:18】 | ■個人の進化・成長に向けて | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
【なぜ『本質』にこだわるべきなのか】
前回の「魅力ある会社を目指して(1)」では、藤島が、「多様性の時代だからこそ、会社の
『本質』を見直すことが重要」と語っていました。

私(曽根岡)もまったくの同感です。
さまざまな価値観や立場の人々が集まって、ひとつの組織として活動していくには、根っこの
ところで共通の「こだわり」や「価値観」を持つことが従来以上に必要だと思います。

そこで今回は、会社や組織を運営していく上で、なぜこのような『本質』にこだわることが
必要なのかを、さらに考えてみたいと思います。



1. 多様な人々をひきつけるため                 


● あなたは今、「なぜ、自分はこの会社(組織)で仕事をしているのか」と聞かれたら、
どのように答えますか?

  この会社の製品やサービスに誇りを感じるからでしょうか?
  社長の人格やリーダーシップに惹かれたからでしょうか?
  社員の仕事に対する姿勢・考え方に共感を感じるからでしょうか?
  それとも働く仲間が好きだからでしょうか?
  お給料や働く環境が恵まれているからでしょうか?
  会社のブランドに対する社会の信頼が高いからでしょうか?

  あなたが、この質問に自信を持って明確に答えることができて、自分の仕事や人生とどのように
位置づけられるのかを説明できるようなら、あなたの会社は多様性の時代にも適用できる可能性を
持っているように思います。


● 育ちも立場も価値観も異なるさまざまな人々が、自分の人生観の中で、いま、この会社や組織
に参加したい、この会社や組織と良い関係を築きたい・・と思うには、何が必要だと思いますか?

  藤島が語っていたように、私もその会社や仕事に大きな魅力を感じることが最大の要因になって
いるのではないかと思っています。
少なくとも、共感を持てることが大前提なのではないでしょうか。

  その魅力や共感の源が、ここでいう『本質』なのだと思います。

● そこで、これから多様な人々と良い関係を築いていくには、その会社が自社のビジョンや
価値観を明確に打ち出し、これらの人々に伝えることが不可欠なのではないでしょうか。

  つまり、その会社の経営者やマネジャー達が中心となって、会社として、あるいは組織として
「自分たちが何にこだわり、何を大事にしているか」といった『本質』を、とことん考え、共有
することが第一歩だと思います。
そして、それを言葉に現し、あるいは日日の仕事の中で、わかりやすく伝えていくことが、
これまで以上に重要なのだと思うのです。

  その結果、一人ひとりが、
  ・その会社が顧客に向けて生み出している価値に対して共感を感じたり、
  ・その会社や組織に関わることによって、自分の人生が豊かになることに期待を抱いたり、
  ・一緒に働く仲間に尊敬や信頼を抱いたりできるようになれば、
会社と個人の間によりよい関係が築けるのではないかと思います。

  いわば、これからのマネジャーの重要な役割は、多様な人々に会社としての『本質』やこだわり
を伝え、そこに参加することへのモチベーションを高めていくことにあるのではないでしょうか。


2. 異なる存在を相互に理解するため            

● 人間は、自分自身は正しくて、間違いないと信じたがる存在です。
自分の信念や価値観、仕事の仕方や行動は、正しいと思いたいものです。

  すると、自分とは異なるものに対して、時には否定的になってしまうこともあります。
私も、つい自分と違う考え方や仕事の仕方を否定したくなることがあります。
あなたも、そんな経験はありませんか?

  これまでは、もともと同じような環境で育ったり、同じような経歴・経験を持つ人たちが、
組織を構成していることが普通でした。
また、多くの人が正社員として、同じような働き方をすることが多かったと思います。

  こんな時代でも、他の人のやり方に納得がいかなかったり、時には愚痴をこぼしたくなる
こともあったのです。

● しかし、これからは多様性の時代です。自分とは違う存在を相互に理解して受け入れていか
なくてはなりません。

  そのときに、相手も自分も同じ『本質』にこだわって仕事をしており、ただ、働き方ややり方
が違うだけであることわかれば、お互いにずっと理解しやすくなるのではないでしょうか。

● たとえば、子育てと両立するために必ず定時に会社を出ている女性社員に対して、「女性
だからといって、過度に優遇されている」「甘えがあるんじゃないか」と思ってしまう男性も
出てくるかもしれません。

  しかし、彼女は、その男性社員と同じように、徹底した「顧客思考」と「プロフェッショナ
リズム」を持っていて、子供が寝た後に密かに仕事を進めているかもしれません。
時には、疲れを押してでも徹夜で仕事をしているかもしれないのです。

  自分たちが同じように大事にしていて、会社の『本質』である「顧客思考」と「プロフェッ
ショナリズム」を仕事の上できちんと実践しているのであれば、見た目の働き方の違いは問題では
ない・・と彼も気づくのではないでしょうか。


3. 共通の判断規準として                    

● 何度も言っていることですが、今は環境の変化が激しく、ビジネスにおいてスピードが求め
られる時代です。
仕事をしていく上では、いろいろな場面で迅速に正しい判断を下さなくてはならないことがあります。

  会社や組織において、多様な人々が関わり、意見が割れた時、あるいはどうしたら良いかの
判断に迷った時、皆がそもそもの『本質』に立ち戻ることが大変重要です。
議論のための共通言語と言っても良いかもしれません。

● たとえば、顧客からの依頼案件を受けるかの議論の際に、「自分たちは、顧客の継続的な発展
に貢献する」ことにこだわっているのであれば、「目先の利益を実現するために中長期の発展を
損なうような依頼をそのまま受けてはいけない」という結論になります。

  このように、働く人が多様化するだけでなく、顧客もニーズも多様化する中で、そもそもの
判断基準として、『本質』を共有しておくことが重要だと思うのです。


● また、異なるタイプの人々が、一緒に会社や組織において仕事をしていくには、仲間に理解
され、受け入れられるような「良識的な判断」をしなくてはなりません。

 「私は小さい子供がいるから、明日のプレゼン準備の進捗に関係なく、時間通りに帰って当然。」
とか「子供が病気だから、急に休んでも仕方ない」と、当たり前に主張する人ばかりだったら、
どうなるでしょう?

 「徹底した顧客思考」をこだわりとして仕事をしている会社であるなら、可能な限りの努力をして、
「顧客には絶対に迷惑をかけない」ことを優先しようとする姿勢がなくては、やはり「良識的な判断」
と言うことはできません。

 「良識的な判断」ができて初めて、仲間として認められ、お互いのサポートを得られるのです。

  多様な人々がともに働く以上は、その会社・組織における『本質』をもとに、誰もが「良識的な
判断」ができることが、新たな会社や組織には不可欠なのではないでしょうか?


さいごに                         

  今回は、多様な人々がともに働く会社や組織を運営していくには、なぜ『本質』にこだわらなく
てはいけないのかについて考えてきました。

  多様な人々とより良い関係を築いて、会社や組織の魅力や競争力を高めていくためには、これ
からのマネジメントは従来よりもずっと難しくなってくると思います。

 そんなときに、経営者やマネジャー、現場リーダーの方たちが、『本質』を共有するように組織を
導き、(1)多様な人たちをひきつけ、(2)相互理解を促し、(3)正しい判断を促していく
ことを意識してくだされば、マネジメントの困難さも克服できるのではないでしょうか。



今週のささやき                         

会社や組織の『本質』を共有するのは、たやすいことではないと思います。
でも、実際にコンサルティングの仕事をしていると、現場まで深く価値観が浸透している会社にも
多く巡り合います。

そんな時は、外部のコンサルタントである私まで、その価値観や本質に魅了されて、「少しでも
役に立ちたい」と、いつも以上に強く思ってしまいます。

そして、「少しでも役に立てた」ことを実感できたり、その会社の方々に喜んでいただけると、
思いっきりドーパミンが放出されて、とても幸せな気持ちになれるのです。

外部の人間までも魅了するような『本質』へのこだわり、本当に素晴らしいと思いました。


                                (今週の担当: 曽根岡)  




【2006/07/07 18:22】 | ■魅力ある会社を目指して | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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